2011年1月29日土曜日

東京スター銀行債にオファー、私募債の起債延期を嫌気

 [東京 27日 ロイター] 一般債市場で、東京スター銀行<0#8384=JFI>の国内普通社債(SB)に売り気配が観測された。水準は第1回債(償還2011年11月)でLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)プラス75ベーシスポイント(bp)程度。
 市場では、私募債の起債延期を嫌気して「投資家が保有する既発債を売却する動きが出た」(国内金融機関)との見方が出ている。


 日本格付研究所(JCR)は24日、1月21日に発行した第9回期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付および分割制限付少人数私募)の起債延期に伴う発行体からの申し出により、同債に付与した信用格付けBBBを撤回すると発表している。

アドバンテッジ、東京スター銀への派遣取締役減員を検討

【香港】日本の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズは、2008年に買収した東京スター銀行に派遣している取締役の数を現在の5人から2人に減らし、減員分を買収資金を調達した融資団に譲渡することを検討している。関係筋が明らかにした。

 米投資ファンドのローンスターを含む融資団は、およそ1600億円のアドバンテッジの債務について、再編の可能性をアドバンテッジと協議している。融資団には、日本の新生銀行、あおぞら銀行のほか、フランスのクレディ・アグリコルなども加わっている。

 関係筋によると、アドバンテッジによる派遣取締役の減員に伴い、東京スターの将来の株式公開や売却について、融資団の発言力が強まることになる。

 これまで、融資の利払いは、アドバンテッジが東京スター買収時に設立した特別目的会社(SPC)が、東京スターからの配当を原資に行ってきた。融資団は、今回の協議に当たり、同SPCによる利払いの期限を1月31日に設定している。

 東京スター銀は2010年3月期に28億円の最終赤字を計上し、今年度中間期も31億円の赤字になった。ある関係筋によると、これは、SPCと融資団との収益条項に反することになるという。

 アドバンテッジと東京スターは、債務の受け皿として新たなSPCを設立し、アドバンテッジが一部議決権を持つ可能性を検討したもようだ。

卯年生まれセレブの運勢、デップは「スキャンダルに注意」

[台北 28日 ロイター] うさぎ(卯)年の今年、48歳になる年男のジョニー・デップと、36歳になる年女のアンジェリーナ・ジョリーは、2人とも金銭面や仕事に恵まれるが、デップにはスキャンダルが持ち上がる可能性があるという。
 セレブの運勢を予想する台湾の占い師Chan(訂正) Wei-chungさんが、ロイター・テレビの取材で語った。

 Chanさんは今年の恋愛運について、アンジェリーナ・ジョリーは「関係が安定しており、非常にくつろいだ年になる」と占う一方、ジョニー・デップは「スキャンダルやうわさによって悩まされる」としている。

 このほか、うさぎ年生まれの有名人には、「ハイスクール・ミュージカル」の俳優ザック・エフロンや、「デスパレートな妻たち」の女優エバ・ロンゴリア、ヒップポップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のファーギーらがいるが、いずれも今年はさらに稼ぎが増えると予想。

 さらに、ケイト・ウィンスレットとドリュー・バリモアの女優2人は、本人たちが望めば妊娠には困らないとしている。

米ヘッジファンドが金先物取引で失敗、市場が混乱-WSJ紙

1月28日(ブルームバーグ):米国の小規模なヘッジファンドによる金先物8億5000万ドル(約700億円)相当の大口取引が失敗し、市場を混乱させていると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

  同紙によれば、運用資産1000万ドルのSHKアセット・マネジメントを率いるダニエル・シャク氏のこの取引は、米先物市場の10%超に相当し、南アフリカ全体の年間金生産に匹敵する。

  金相場は下落し始めており、シャク氏は24日に持ち高を清算し、顧客に資金を返還しているところだという。同氏はWSJに対し、金清算のドル建ての金額は「非常に小さい。多くの枚数があるだけだ」と述べた。

  同紙は、CMEグループのCOMEX部門では金先物枚数が8万1000枚余り減り約50万枚となり、単発での減少としては最大を記録したと伝えた。一般的に1営業日で動くのは約3000-4000枚だという。

2011年1月24日月曜日

米ローンスター、東京スター銀の経営権再取得に向けて交渉

2011年 1月 24日WSJ
【香港】米投資ファンドのローンスターは、2007年まで傘下にあった東京スター銀行の経営権再取得に向けて、同行および関係金融機関と調整に入った。

 ローンスターを含む内外の金融機関は、東京スター銀を08年に買収した日本の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズに対し、総額2500億円の買収資金のうち1700億円を融資した。

 関係筋によると、融資団は現在、この融資について、アドバンテッジと協議を行っている。融資団は、アドバンテッジと東京スター銀に対し、1月末までの利払いを求めているが、デフォルト(債務不履行)になる可能性が高いという。融資団には新生銀行とあおぞら銀行も含まれており、両行とも協議に加わっている。

 東京スター銀は2010年3月期に28億円の最終赤字を計上し、今年度中間期も31億円の赤字になった。

 東京スター銀は1999年に破綻した東京相和銀行が前身。01年にローンスターが403億円で買収して営業を始めた。その後、07年にアドバンテッジがローンスターの保有株を買い取り、08年にTOB(株式公開買い付け)で残りの株式を取得した。

2011年1月23日日曜日

スター銀:共同経営へ最終調整 融資団参加し立て直し

投資ファンド、アドバンテッジパートナーズの完全子会社である東京スター銀行の経営に、アドバンテッジに買収資金を融資した銀行団が参加する方向で最終調整に入ったことが23日、分かった。新生銀行やあおぞら銀行などとの共同経営体制で、最終赤字に陥っているスター銀の立て直しを図る。月内にも正式に合意する見通し。

 アドバンテッジは08年3月、スター銀の株式を市場などから買い集めて完全子会社化した。買収資金約2500億円のうち約1700億円は、新生、あおぞらのほか、仏金融大手クレディ・アグリコル、米系ファンドのローンスターなどから融資を受け、利払いにはスター銀からの配当を充てていた。しかし、スター銀が10年3月期に27億円、10年9月中間期は不良債権処理などで31億円の連結最終赤字に陥り、配当を利払いに充てることが難しくなったため、銀行団と対応を協議していた。

 具体的には、アドバンテッジと銀行団で新たに受け皿ファンドをつくり、スター銀の全株を移す方向だ。同時にスター銀の配当負担を減らし、昨年9月末時点で8.9%の自己資本比率を高めるなど財務体質の向上と経営の立て直しを進める。銀行団は債権放棄などはしないとみられ、アドバンテッジは従来通り、将来の融資返済にはスター銀株式の売却代金を充てる方向だ。

アドバンテッジ、東京スター銀買収資金の返済不履行か

2011年 1月 23日 WSJ
【香港】東京スター銀行を2008年に買収した日本の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズは、同行の買収資金として借り入れた1700億円の返済を断念し、デフォルト(債務不履行)を選択する可能性が高い。関係筋が23日に明らかにした。

 現在、融資を行った米プライベート・エクイティ(PE)投資会社のローンスターと新生銀行が中心となって、アドバンテッジ側と協議を行っている。話し合いにはあおぞら銀行も加わっているもよう。

 交渉期限は1月末だが、関係筋2人によると、デフォルトの公算が大きいという。

【東京バサラ】
 事態は予想以上に急速に悪化しつつある・・

ファーバー氏:新興市場にもはや「大きなバリュー」はない-CNBC

1月19日(ブルームバーグ):ニューズレター「グルーム・ブーム・アンド・ドゥーム」の発行人で著名投資家のマーク・ファーバー氏は19日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、新興市場の経済は「ここ1年半で著しく成長した」ため、「もはや大きなバリュー(価値)は見いだせない」と指摘した。

  同氏は「米国や欧州にむしろ好機がある」と語った。

ジム・ロジャーズ氏:金相場は当面下落も-コメは有望な投資先

1月13日(ブルームバーグ):ロジャーズ・ホールディングスのジム・ロジャーズ会長は、約10年にわたる上昇で最高値を付けた金相場は下落に向かう可能性が高いとの見方を示した。同氏は1999年に始まった世界的な商品相場上昇を正確に予想した。

  ロジャーズ氏は13日、シカゴでの企業幹部向けのプレゼンテーションで、金相場は「しばらくの間は下落する可能性がある」ものの、「この10年で1オンス当たり2000ドルを上回るだろう」と述べた。同氏は金と銀、コメに投資している。ニューヨーク金先物相場は先月7日、過去最高値の1432.50ドルを付けた。13日終値は1387.00ドル。

  ロジャーズ氏は「私はむしろコメを保有したい」と述べ、「金よりも相場が抑えられているものを保有したい」と語った。

  同氏はアジアを中心とした途上国での需要増加を背景に、農産物関連の商品相場が「ブームを迎える」と予想。すべての商品相場はドル安に支えられるだろうと述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が景気支援のための米国債購入により「紙幣を印刷」していることで、ドルの価値は下落していると指摘した。

東京スター銀全株を融資団が取得へ、アドバンテッジから-日経

1月23日(ブルームバーグ):東京スター銀行の全株式を、米系ファンドのローンスターや新生銀行などの融資団が取得する方向で最終調整に入ったことが明らかになったと23日付の日本経済新聞朝刊が報じた。景気の低迷などで業績が厳しいことから、同行を買収した国内系投資ファンド、アドバンテッジパートナーズは銀行団に株式を譲渡することにしたという。情報源は明示していない。

  ローンスターや新生銀行、仏系クレディ・アグリコールなどの融資団が受け皿となるファンドを設立し、アドバンテッジが全株を無償で譲渡する方向で調整していると同紙は伝えている。


【東京バサラ】
 投資ファンドのアドバンテッジパートナーズは、第二地方銀行の東京スター銀行に対するTOB(株式公開買い付け)を実施、議決権ベースで株式総数の98.31%を取得、買収額は2482億円に達する。
 1株36万円で2008年2月5日からTOBを実施したところ68万8197株の応募があった。東証1部上場の東京スター銀株式は2008年7月上場廃止となった。

2005年10月25日に上場して、わずか2年そこそこで上場廃止です。同銀行の筆頭株主ローンスターは破たんした旧東京相和銀行を2001年に400億円で買収し、上場時に約3割の株式を約830億円で売却して700億円の利益を得ました。
 TOBで残り68%を売却し、売却代金は約1700億円で1400億円の利益を計上しました。

今回、アドバンテッジが全株を無償で譲渡するとすれば、坊主(モルモン?)丸儲けではありますが、不良債権処理額については、より厳格な査定を実施したことに伴い、前中間連結会計期間比で6,609百万円の増加(計12,776百万円)となり、延滞債権額は26,354(百万円)増の74,611(百万円)と半期報告書にあることから、いままで地銀を脅かしてきた低利の住宅ローンを売り続けることは困難になるのでは?(消費者向け融資は、住宅ローンが前中間連結会計期間末比で978億円増加)
住宅ローンを組むために預金している客も多いことから、万が一のときサブプライムショックの二の舞にならないことを祈るばかりです。