2009年9月10日木曜日

【香港】世界初の150ドル札、スタンチャートが発行

9月10日8時30分配信 NNA

スタンダード・チャータード銀行(香港)が、香港進出150周年を記念し、150HKドル(約1,800円)紙幣100万枚を発行する。150の額面が紙幣になるのは、世界の主要通貨で初。10月1日の発行を前に9日から一部で応募受付を開始した。販売益は香港公益会などの慈善団体に全額寄付する。

1枚280HKドルで販売するほか、4枚つづりと35枚つづりの未裁断紙幣も用意。それぞれ1,888HKドルと1万8,888HKドルで販売する。また、好みの記番号を指定することも可能(1枚888HKドル)。

このほか「SC000002」「SC888888」などの“ラッキーナンバー”100枚は、競売にかける。封印入札方式で、最低入札額は番号の並びによって1万HKドル、6,000HKドル、3,000HKドルの3種類となる。

未裁断版および指定記番号紙幣の注文、ラッキーナンバーの応札は、9日から15日まで郵送とオンラインで受け付ける。注文者・落札者への引き渡し期間は10月1~4日。その他の紙幣は10月1~16日に、同行の取り扱い指定66支店や湾仔のコンベンション&エキシビションセンターで販売する。

コーポレートカラーである青と緑を基調にしたデザインは、同行の紙幣デザイナー、ヘンリー・ステイナー氏が手掛けた。表面にはビクトリア湾の衛星写真を背景に、同行の香港本部ビルを配置。裏面にはピークからビクトリア湾を見下ろす8人の後ろ姿を描いた。8人の服装にはさまざまな時代や生活層が反映されている。

■香港最古の発券銀行

スタンダード・チャータード銀行は、前身のチャータード銀行が1859年に香港支店を開設したのが香港事業の始まり。1862年には発券銀行に指定されている。

発表式典に出席した曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官は、「過去150年間で香港は世界の金融センターとして発展した。スタンダード・チャータードは、その一歩一歩をともに進んできた。良いときも悪いときも香港に関与し、地域に貢献してくれたことは称賛に値する」と述べた。

同グループのピーター・サンズ最高経営責任者(CEO)は「最も古い発券銀行として香港のさまざまな歴史を共有してきた。今回の記念紙幣の発行は、香港における長期的展開のマイルストーンとなる」としている。

一方、9日付サウスチャイナ・モーニングポストは、記念硬貨取扱店の話として「記念的価値はあるが、短期的に取引額が急騰するようなことはないだろう」と伝えている。<香港>
最終更新:9月10日8時30分

ジム・ロジャーズ「金価格はまだ上がる、下げれば買い」

9月10日11時46分配信 サーチナ

中国を訪問したジム・ロジャーズ氏は現地時間9日午後、広東省広州市で中国現地
メディアの取材を受け、「各国の中央銀行が金買いを進めているが」との質問に対し
て、「各国の中央銀行もそうだが、私自身も金を買っている」と自身の金貨を持ち上
げてにっこりと笑ったという。

「中国政府は国民に対して、金やプラチナを購入することを奨励することこそが正しい」、「私自身、金は保有しているが、現在買い入れを行うことはない。金価格はまだあがるだろう。もし下がれば買い進める」、「もし価格上昇が続けば、私も買い始めるかもしれない。今後10年、20年で金価格はより高い水準に達するはずだ」などとコメントした。(編集担当:鈴木義純)


ジム・ロジャーズ:短期急伸の中国株「“買い”はない」
9月10日11時42分配信 サーチナ

中国を訪問したジム・ロジャーズ氏は現地時間9日午後、広東省広州市で中国現地メディアの取材を受け、中国株式市場いついて、「短期的な変化は知らないし、興味はない」としながら、「中国株はわずか9-10カ月で値を倍増させている。今後上げる下げるはわからないが、常識的に考えれば、短期間で値を倍増させた商品を、このタイミングで買い入れることはない」とし、中国株への現時点での買い入れを否定し
た。

米経済、「高水準」の赤字でインフレ加速へ-投資家ファーバー氏

9月9日(ブルームバーグ):投資家マーク・ファーバー氏は9日、米経済について、政府支出と低金利によって赤字が「非常に高い水準」にとどまり、インフレを加速させるとの見通しを示した。

ファーバー氏は、インターネット配信のプレゼンテーションで、米金利は「人為的に低水準」が維持され、「長期にわたりゼロ金利付近」にとどまると指摘。「赤字は非常に高い水準を維持し、将来的にインフレ加速をもたらす」との見通しを示した。

同氏はまた、米連邦準備制度理事会(FRB)は景気を後押しするため「紙幣の増刷」を続ける公算が大きいと指摘。これと低金利との組み合わせが、ドル安を促がすことになるとの見通しを示した。

ファーバー氏は「赤字の穴埋めが必要なため、FRBの紙幣増刷は過去に例のない規模になる」と指摘。増刷された紙幣は投機的資産に向かうため、「景気が弱ければ弱いほど、株式相場は上昇する」と予想した。

同氏はまた、債券投資や現金保有よりも株式投資の方が得策だと指摘。「ドルが弱ければ、株式相場がかなり大幅に上昇する可能性は高い」と説明し、ドル安は「資産価格にとって好都合だ」と語った。同氏は昨年10月にも米国株投資を推奨。その後、約70年ぶりとなる大幅な反発相場が到来した。

同氏はさらに、ドル安に対するヘッジとして貴金属などの資源の購入を推奨したほか、世界経済の成長ペースがリセッション(景気後退)前の水準に戻ることはないとの考えを示した。

投資家ファーバー氏:ドルは年末にかけて上昇へ-CNBC

8月12日(ブルームバーグ):有力投資家のマーク・ファーバー氏は12日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、ドルは年末にかけて上昇すると予想した。

新興市場については、特有の景気循環を理由に挙げ、なお脆弱(ぜいじゃく)な状態が続くとの見通しを示した。

原題:Marc Faber Sees Dollar Strengthening Ahead, CNBCSays



これから数ヶ月はドルが回復し、一部のアセットが弱まる。 そして、中国経済に弱いサインが出始めているとコメント。 以下CNBCから。

"I expect now for the next couple of months a period of a recovering dollar
and weak assets," Faber said. "A strong dollar means global liquidity
tightening."

The dollar will strengthen because the US economy is the least cyclical, but
developing countries are more exposed.

"In a scenario where growth will be disappointing, I think emerging markets
are vulnerable. I think we had huge increases in stock prices, a lot of
markets have doubled in price," he said.

http://www.cnbc.com/id/32384159

2009-08-14

2009年9月9日水曜日

IMF、2500億ドル相当のSDRを加盟国に配分-外貨準備を補完

8月28日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は28日、加盟国の外貨準備を補完し、世界経済に流動性を供給するため、主要通貨と交換可能な約2500億ドル(約23兆4000億円)相当のSDR(特別引き出し権)を配分したと発表した。今年4月の20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の要請に応じる措置。

SDR配分はIMF総務会が今月承認。IMFの融資枠拡大にはつながらないものの、「加盟国が通貨を取得する新たな手段になる」という。

9月9日には、旧ソ連共和国など1981年以降の加盟国に対象を限定した約330億ドル相当のSDRが追加配分される。

原題:IMF Pumps $250 Billion Into Global Foreign-CurrencyReserves