1月28日(ブルームバーグ):米国の小規模なヘッジファンドによる金先物8億5000万ドル(約700億円)相当の大口取引が失敗し、市場を混乱させていると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
同紙によれば、運用資産1000万ドルのSHKアセット・マネジメントを率いるダニエル・シャク氏のこの取引は、米先物市場の10%超に相当し、南アフリカ全体の年間金生産に匹敵する。
金相場は下落し始めており、シャク氏は24日に持ち高を清算し、顧客に資金を返還しているところだという。同氏はWSJに対し、金清算のドル建ての金額は「非常に小さい。多くの枚数があるだけだ」と述べた。
同紙は、CMEグループのCOMEX部門では金先物枚数が8万1000枚余り減り約50万枚となり、単発での減少としては最大を記録したと伝えた。一般的に1営業日で動くのは約3000-4000枚だという。
0 件のコメント:
コメントを投稿