2008年9月15日月曜日

激動の一週間

14日のニューヨーク原油先物市場で、指標となるテキサス産軽質油(WTI)の10月渡しの価格は、1バレル=98・55ドルまで下落しました。右図のように既に200日移動平均線を割りこんでいましたが、85ドルのサポートラインを伺う状況です。

 一方、11日にサポートラインをぶち破り739,80ドルまで突っ込んだGOLDは大反発し、783.70ドル(14日)まで戻しています。 金価格についてコメントする会社は今のところ現れていないようです。

FOMCの金利上げ予測が一転、下げ予測報道に変わったことからユーロも反発しました。

 不安視されていた韓国経済危機については北の報道と反比例するように消滅し、無事三連休を迎えています。タイムズ、FT誌の報道は果たして誤報だったのでしょうか。

 福田首相の辞任会見をTVの臨時ニュースで見たのですが、ひどく不安を感じました。私は彼を支持してもいませんでしたが来年までは自民党が支えるものと思っていました。TV報道ではまたかという話ばかりで私のように感じた人はいないのかと思っていましたが、村上龍氏が「驚きというより脱力感のようなものを感じました。異様なことが起こっていて、大手既成メディアや社会全体がその異様さにあえて気がつかないふりをしているような、居心地の悪い脱力感でした。」と書かれているのを見て同じことを感じた人の存在を知りました。

なぜ不安を感じたのかを分析して勝手に今後の展開を予測してみました。

おそらく今なら自民党が(相対的に民主党に)勝てるという福田首相の読みは正しいと思います。でもそれだけが今、雌雄を決する理由なのでしょうか。

自民党総裁選は与謝野氏のダークホース視もありましたが、伊吹派、二階派、古賀派といった反改革派に消費税率10%への引き上げを約束したことで麻生氏が圧勝。続く選挙でも自民が圧勝し大増税時代に突入。税率アップの駆け込み需要で2009年度は一時的に景気回復、株高そして円高となり、そして・・