2011年1月24日月曜日

米ローンスター、東京スター銀の経営権再取得に向けて交渉

2011年 1月 24日WSJ
【香港】米投資ファンドのローンスターは、2007年まで傘下にあった東京スター銀行の経営権再取得に向けて、同行および関係金融機関と調整に入った。

 ローンスターを含む内外の金融機関は、東京スター銀を08年に買収した日本の投資ファンド、アドバンテッジパートナーズに対し、総額2500億円の買収資金のうち1700億円を融資した。

 関係筋によると、融資団は現在、この融資について、アドバンテッジと協議を行っている。融資団は、アドバンテッジと東京スター銀に対し、1月末までの利払いを求めているが、デフォルト(債務不履行)になる可能性が高いという。融資団には新生銀行とあおぞら銀行も含まれており、両行とも協議に加わっている。

 東京スター銀は2010年3月期に28億円の最終赤字を計上し、今年度中間期も31億円の赤字になった。

 東京スター銀は1999年に破綻した東京相和銀行が前身。01年にローンスターが403億円で買収して営業を始めた。その後、07年にアドバンテッジがローンスターの保有株を買い取り、08年にTOB(株式公開買い付け)で残りの株式を取得した。

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