9月18日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)理事会は18日、403.3トンの金売却を承認するとともに、売却に伴う市場の混乱回避を約束した。403.3トンの金は130億ドル(約1兆1900億円)前後に相当する。
IMFは電子メールで声明を送付し、「金を中央銀行に直接売却する用意ができている」と述べるとともに、金売却は市場で「段階的」に実施する可能性があることを明らかにした。
ストロスカーンIMF専務理事は「金売却は金市場の混乱を避ける責任ある透明な手法で実施されるだろう」と強調した。金売却によって、IMFは低所得国向けにより低い金利での融資が可能になる。
9月18日(ブルームバーグ)
ゴールド・アロー・キャピタル・マネジメントのパートナー、ヘイスベルト・フルーネウェーゲン氏は「ドルが上昇し始める可能性は高い。そうなれば金への投資資金はある程度ドルに流れるだろう。金相場には短期的な調整が入るとみている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比3.20ドル(0.3%)安の1オンス=1010.30ドルで取引を終了した。
【バサラ男の独り言】
日本は五連休中で、現物もETFも木曜日の市場再開まで売却できません(多分)。
毛唐のやることは陰険だね。
でも昨年ほど大きく下げるとは思われず落ち着きどころ探る展開となる?
一般会計税収は1984年度(34兆9000億円)以来の低水準。景気悪化で税収不足分を埋めるために国債を44兆円発行。国債発行額が税収を上回るのは1946年(預金封鎖実施)以来。【2009年11月25日付日経新聞)】 ユーロ崩壊のプロセスは既に始まり、アメリカ、中国、日本と世界中に経済崩壊の荒波が押し寄せるのは2~3年の内と云われています。国家が破綻しても死ぬ訳ではありませんが、所得格差が生命格差となる時代に備え、志有る者だけでも次の時代に向けサバイバルしようではありませんか。
2009年9月19日土曜日
NY金:ゴールド・キャリーの巻き戻し本格化するか=光陽FT
9月18日13時46分配信 サーチナ
ドル建て金現物は1015ドル前後から1010.75ドルまで軟化。正午現在1012.00ドル。東京工業品取引所の金先物は正午現在、期先21円安の2982円。2975円まで下押されて戻す。
昨日は2日連続アジアで急伸し、1023.85ドルまで上値切り上げる。さすがに欧米では売られたが、それでも1010ドル前後で確り。8月940ドルからの今回の上昇は、1030-50ドルまで上値余地ありと見るが、年初来高値1.4766ドルまで上げたユーロ・ドルの動向が警戒されるところ。27日投開票の独総選挙も近付き、ユーロ要注意。
目先の調整安が1000ドル前後で止まれば、ゴールド・キャリーの巻き戻しが本格化する公算あり。東京は10月にかけてドル円の反動高を警戒すべき。
ドル建て金現物は1015ドル前後から1010.75ドルまで軟化。正午現在1012.00ドル。東京工業品取引所の金先物は正午現在、期先21円安の2982円。2975円まで下押されて戻す。
昨日は2日連続アジアで急伸し、1023.85ドルまで上値切り上げる。さすがに欧米では売られたが、それでも1010ドル前後で確り。8月940ドルからの今回の上昇は、1030-50ドルまで上値余地ありと見るが、年初来高値1.4766ドルまで上げたユーロ・ドルの動向が警戒されるところ。27日投開票の独総選挙も近付き、ユーロ要注意。
目先の調整安が1000ドル前後で止まれば、ゴールド・キャリーの巻き戻しが本格化する公算あり。東京は10月にかけてドル円の反動高を警戒すべき。
2009年9月17日木曜日
バフェット氏:米景気は底の平地に達した、二番底予想せず
9月16日(ブルームバーグ):投資家ウォーレン・バフェット氏は16日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、米景気は底の平たんな部分に達したもようだとの認識を示した。
バフェット氏は「反発はしていないが、下降は止まった」と述べた。また、「住宅用不動産市場については、最悪期を過ぎた可能性が非常に高い」との見解を示した。リセッション(景気後退)の「二番底」は予想していないと付け加えた。
バフェット氏は「クレジットカードと商業用不動産関連で並外れの損失が出るだろうが、1年前に比べればはるかに良い状況だ。少なくとも、有害資産の一部はシステムから押し流されたし、資本も増強された」と指摘した。
同氏はまた、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長とガイトナー米財務長官、ポールソン前財務長官の昨年来の取り組みを評価し、「後になって振り返って見れば、あちこちで少し違ったやり方もあったと言えるだろう。しかし、私は今回の危機を昨年、経済の真珠湾と呼んだが、最終的にわれわれは真珠湾を切り抜けた。全く違った結末もあり得た」と語った。
バフェット氏は「反発はしていないが、下降は止まった」と述べた。また、「住宅用不動産市場については、最悪期を過ぎた可能性が非常に高い」との見解を示した。リセッション(景気後退)の「二番底」は予想していないと付け加えた。
バフェット氏は「クレジットカードと商業用不動産関連で並外れの損失が出るだろうが、1年前に比べればはるかに良い状況だ。少なくとも、有害資産の一部はシステムから押し流されたし、資本も増強された」と指摘した。
同氏はまた、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長とガイトナー米財務長官、ポールソン前財務長官の昨年来の取り組みを評価し、「後になって振り返って見れば、あちこちで少し違ったやり方もあったと言えるだろう。しかし、私は今回の危機を昨年、経済の真珠湾と呼んだが、最終的にわれわれは真珠湾を切り抜けた。全く違った結末もあり得た」と語った。
2009年9月16日水曜日
米モルガンSのローチ氏:米経済「活力ない」、逆戻りしやすい状況
9月15日(ブルームバーグ):モルガン・スタンレー・アジア会長でエコノミストのスティーブン・ローチ氏は15日、米経済の回復は「活力がなく」、勢いを欠いているため、逆戻りしやすくなるだろうと述べた。
ローチ氏は15日のブルームバーグテレビジョンとのインタビ ビューで、「米経済の成長スピードは失速したと言われるペースに極めて近 い」と指摘。「予想外の事態が起きた場合の緩衝材が欠如している。こうした衝撃の際に、緩衝材がなければ傷つきやく、逆戻りしかねない。景気が逆行した後に回復しても、活力に乏しいだろう。今はV字型の景気回復に向かう環境ではない」との認識を示した。
米国では2007年12月に始まった今回のリセッション(景気後退)のあおりで約690万人の雇用が失われた。ブルームバーグ調査によれば、7-9月(第3四半期)の米経済成長率は年率換算でプラス2.9%と、4-6月(第2四半期)のマイナス1%から好転する見込み。
ローチ氏はまた、オバマ米大統領が今月11日、中国からの輸入タイヤに関税を適用する決定を下したことについて、米経済にさらなる問題を招く恐れがあると指摘。オバマ大統領が前日のインタビューで過剰なリスクテークや高額ボーナスなどでウォール街文化の改革の必要性を訴えたことについてもローチ氏は異論を唱えた。
同氏は、「大統領には失礼ながら、わたしが30年働いて知ったウォール街の文化を本当に表現したものとは言えないと思う。この10年で明らかになったウォール街の問題があるのは確かであり、われわれもその責任を受け入れるべきであるが、米政府も同様に金融システムの監督を怠ったという面で大きく関係した」と述べた。
ローチ氏は15日のブルームバーグテレビジョンとのインタビ ビューで、「米経済の成長スピードは失速したと言われるペースに極めて近 い」と指摘。「予想外の事態が起きた場合の緩衝材が欠如している。こうした衝撃の際に、緩衝材がなければ傷つきやく、逆戻りしかねない。景気が逆行した後に回復しても、活力に乏しいだろう。今はV字型の景気回復に向かう環境ではない」との認識を示した。
米国では2007年12月に始まった今回のリセッション(景気後退)のあおりで約690万人の雇用が失われた。ブルームバーグ調査によれば、7-9月(第3四半期)の米経済成長率は年率換算でプラス2.9%と、4-6月(第2四半期)のマイナス1%から好転する見込み。
ローチ氏はまた、オバマ米大統領が今月11日、中国からの輸入タイヤに関税を適用する決定を下したことについて、米経済にさらなる問題を招く恐れがあると指摘。オバマ大統領が前日のインタビューで過剰なリスクテークや高額ボーナスなどでウォール街文化の改革の必要性を訴えたことについてもローチ氏は異論を唱えた。
同氏は、「大統領には失礼ながら、わたしが30年働いて知ったウォール街の文化を本当に表現したものとは言えないと思う。この10年で明らかになったウォール街の問題があるのは確かであり、われわれもその責任を受け入れるべきであるが、米政府も同様に金融システムの監督を怠ったという面で大きく関係した」と述べた。
花王:エコナ関連製品の一時販売自粛・出荷停止を決定
9月16日(ブルームバーグ):日用品国内最大手の花王は16日、「エコナ・クッキングオイル」などエコナ関連製品の一時販売自粛と出荷停止を決めたと発表した。
安全性について議論されているグリシドール脂肪酸エステルが含まれていることが確認された。花王広報部の小河良太氏によると、エコナ関連製品の売上高は年間約200億円。
【バサラ男の独り言】
随分前に,『買ってはいけない』で糾弾されていた商品ですが、今頃販売自粛ですか・・・。
安全性について議論されているグリシドール脂肪酸エステルが含まれていることが確認された。花王広報部の小河良太氏によると、エコナ関連製品の売上高は年間約200億円。
【バサラ男の独り言】
随分前に,『買ってはいけない』で糾弾されていた商品ですが、今頃販売自粛ですか・・・。
藤井氏:為替介入を原則否定、自由経済壊す-円乱高下でない
9月16日(ブルームバーグ):鳩山内閣の財務相に内定している藤井裕久民主党最高顧問は16日午後、為替介入しないと同氏が述べたとの一部報道に関して「原則はそうだ。そういうことが自由経済を壊す」と語った。為替介入に対する直接的なコメントは異例。
また、円相場について「乱高下していない。徐々に動いているだけだ」との認識を示した。衆院第1議員会館内で語った。
藤井氏はさらに、外貨準備の構成を変えるつもりはあるかとの質問に対し、「国益から言えば、ドルが強い限り、ドルが中心なのは当たり前だ」と述べた。
ドル円相場は午後5時2分現在、1ドル=90円28銭前後で推移している。発言前は同90円台半ばで推移していた。
<東京円>藤井氏の為替不介入発言で一時90円割れ寸前に
9月16日20時17分配信 毎日新聞
16日の東京外国為替市場は、財務相就任が決まった藤井裕久氏が、為替介入に否定的な考えを示したことを受けて円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時、1ドル=90円15銭近辺と、約7カ月ぶりの90円割れ寸前まで急伸した。午後5時現在は、前日午後5時比85銭円高・ドル安の1ドル=90円26~28銭。
藤井氏は16日午後、記者団に対し、最近の円高傾向について「緩やかな動きであれば介入することには反対だし、介入できない」「輸出(産業への悪影響)で円高反対という考えはきわめて一方的。円高の良さは非常にある」などと発言。これが市場に伝わると、1ドル=91円付近で推移していた円相場は一時、約50銭も急上昇した。市場では「民主党の円高容認論が改めて裏付けられた」(みずほ銀行の森伸次氏)との見方が強まっている。
また、円相場について「乱高下していない。徐々に動いているだけだ」との認識を示した。衆院第1議員会館内で語った。
藤井氏はさらに、外貨準備の構成を変えるつもりはあるかとの質問に対し、「国益から言えば、ドルが強い限り、ドルが中心なのは当たり前だ」と述べた。
ドル円相場は午後5時2分現在、1ドル=90円28銭前後で推移している。発言前は同90円台半ばで推移していた。
<東京円>藤井氏の為替不介入発言で一時90円割れ寸前に
9月16日20時17分配信 毎日新聞
16日の東京外国為替市場は、財務相就任が決まった藤井裕久氏が、為替介入に否定的な考えを示したことを受けて円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時、1ドル=90円15銭近辺と、約7カ月ぶりの90円割れ寸前まで急伸した。午後5時現在は、前日午後5時比85銭円高・ドル安の1ドル=90円26~28銭。
藤井氏は16日午後、記者団に対し、最近の円高傾向について「緩やかな動きであれば介入することには反対だし、介入できない」「輸出(産業への悪影響)で円高反対という考えはきわめて一方的。円高の良さは非常にある」などと発言。これが市場に伝わると、1ドル=91円付近で推移していた円相場は一時、約50銭も急上昇した。市場では「民主党の円高容認論が改めて裏付けられた」(みずほ銀行の森伸次氏)との見方が強まっている。
金相場:半年以内に最高値を更新か、インフレヘッジで-英GFMS
9月14日(ブルームバーグ):英調査会社GFMSは14日、金相場が向こう半年以内に過去最高値に達するとの見通しを示した。インフレの可能性やドル相場の軟化で投資需要が拡大するためとしている。金スクラップの供給は過去最高水準に増加すると予想している。
GFMSはリポートで、政府支出と低金利によりインフレ加速や通貨価値低下の可能性への懸念が強まりヘッジ手段としての金投資が増加する可能性があると指摘。宝飾品向け需要は1-6月(上期)に25%減少したが、7-12月(下期)には回復する可能性があり、金スクラップの販売量は今年、23%増加し過去最高水準に達するとの見方を示した。GFMSによると、金相場は引き続き「短期的に」下落しやすい状況にある。
GFMSのフィリップ・クラプウィジク会長は電話インタビューで「向こう半年間に最高値を更新する可能性がある」と予想。「金相場が数段階にわたって上昇するには、ドル相場が動きインフレが進む必要があるだろう。まだそうなっていないが、そうなると予想している」と述べた。
GFMSはリポートで、政府支出と低金利によりインフレ加速や通貨価値低下の可能性への懸念が強まりヘッジ手段としての金投資が増加する可能性があると指摘。宝飾品向け需要は1-6月(上期)に25%減少したが、7-12月(下期)には回復する可能性があり、金スクラップの販売量は今年、23%増加し過去最高水準に達するとの見方を示した。GFMSによると、金相場は引き続き「短期的に」下落しやすい状況にある。
GFMSのフィリップ・クラプウィジク会長は電話インタビューで「向こう半年間に最高値を更新する可能性がある」と予想。「金相場が数段階にわたって上昇するには、ドル相場が動きインフレが進む必要があるだろう。まだそうなっていないが、そうなると予想している」と述べた。
「藤井財務相」約16年ぶり円売り介入も、2つの「85」防衛-野村証
9月15日(ブルームバーグ):野村証券の池田雄之輔外国為替アナリストは、鳩山由紀夫次期内閣で財務相就任が有力視される藤井裕久民主党最高顧問が約16年前の蔵相時代と同様に、外国為替市場での円売り介入を決断する公算があるとみている。日米欧の通貨当局がドル買いの協調介入に踏み切る可能性も否定できないという。
池田氏は14日のインタビューで「民主党は円売り介入に慎重だとされるが、経済・金融情勢に不透明感が根強い中で無秩序な円高が進めば話は別だ」と指摘。1ドル=85円に向けて円高が加速すれば、円売り介入があり得ると予想した。ドル安が国際金融資本市場を動揺させる恐れが強まった場合には、日米欧の「協調によるドル買い介入の可能性も排除できない」とも述べた。
15日付の日本経済新聞朝刊は、民主党の鳩山代表が16日に発足させる新政権の財務相に藤井氏を起用する方針を決めたと報じた。藤井氏は1993年8月に発足した非自民8党連立の細川護煕内閣で大蔵大臣に就任した。直後の同月17日、財務省が公表している91年5月分以降では当時の過去最高額となる2002億円の円売り・ドル買い介入を実施。戦後初の100円突破が迫っていた円高・ドル安を100円35銭で食い止め、ひとまず反転させた経緯がある。
藤井氏は3日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、為替介入は基本的に「あまり乱用すべきではない」が、投機的で「異常」な動きに対しては「介入してもいいというのが1つある」と述べた。
足元の円相場は対ドルで11、14日に一時90円21銭に上昇。2月12日以来、約7カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。1月21日には87円13銭と、1995年7月以来13年半ぶりの高値を記録。2007年6月の安値124円13銭から30%上昇した。戦後最高値は95年4月につけた79円75銭。財務省によると、政府・日銀は04年3月を最後に、為替市場介入を実施していない。
米国も容認、協調の可能性も
池田氏は、輸出依存から内需主導への転換を図る民主党が円高阻止の為替介入に慎重であったとしても、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)からかい離した急激な円高進行は株価急落や企業・消費者心理の冷え込みを招き、景気の底割れにもつながりかねないと強調する。
チャート分析の観点からも、1月につけた87円13銭を超えると、95年4月につけた戦後最高値「79円75銭まで円高・ドル安に歯止めがかからなくなる可能性もある」と指摘。新政権が円売り介入を余儀なくされる公算があると語った。
池田氏は、今回の円売り介入は米国の理解を得やすい面もあると指摘する。足元でドルの全面安が進んでいるためだ。無秩序なドル安は海外投資家の対米投資を萎縮させ、米国内外の金融資本市場に深刻な混乱を招きかねないためだという。
防衛ラインは「85」
米連邦準備制度理事会(FRB)が算出するドルの実質実効相場(全通貨対象、73年1月=100)は、主要通貨が変動相場制に移行するきっかけとなったニクソン・ショック後、73年1月の統計開始から今まで85を大幅に割り込んだことがない。
ドル指数は78年10月に84.16まで下落したが、米カーター政権は翌11月にドル防衛策を発表。ドル相場の底割れを回避した。メキシコ危機を背景としたドル安の面もあった「超円高」の95年4月から7月にかけても84台に下落。日本銀行の利下げや、同年6月に大蔵省国際金融局長に就いた榊原英資氏らが演出した日米協調介入もあり、ドルは上昇に転じた。
米証券ベアー・スターンズが破たんした08年3月には84.77に下落した後、ドルは持ち直した。同年8月28日付の日本経済新聞朝刊は、日米欧の通貨当局が3月にドル買い協調介入を柱とするドル防衛策で秘密合意していたと報じた。
FRBによると、3月に97.26だったドル指数は足元で89.55。池田氏は「ドルが87-85円、1ユーロ=1.50-1.55ドル前後」まで下落すると、事実上の「防衛ライン」に到達すると試算。米株式・債券・ドルの「トリプル安などの混乱を回避するため、日米欧などの通貨当局がドル買い協調介入を選択する可能性も排除できない」と話した。
池田氏は14日のインタビューで「民主党は円売り介入に慎重だとされるが、経済・金融情勢に不透明感が根強い中で無秩序な円高が進めば話は別だ」と指摘。1ドル=85円に向けて円高が加速すれば、円売り介入があり得ると予想した。ドル安が国際金融資本市場を動揺させる恐れが強まった場合には、日米欧の「協調によるドル買い介入の可能性も排除できない」とも述べた。
15日付の日本経済新聞朝刊は、民主党の鳩山代表が16日に発足させる新政権の財務相に藤井氏を起用する方針を決めたと報じた。藤井氏は1993年8月に発足した非自民8党連立の細川護煕内閣で大蔵大臣に就任した。直後の同月17日、財務省が公表している91年5月分以降では当時の過去最高額となる2002億円の円売り・ドル買い介入を実施。戦後初の100円突破が迫っていた円高・ドル安を100円35銭で食い止め、ひとまず反転させた経緯がある。
藤井氏は3日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、為替介入は基本的に「あまり乱用すべきではない」が、投機的で「異常」な動きに対しては「介入してもいいというのが1つある」と述べた。
足元の円相場は対ドルで11、14日に一時90円21銭に上昇。2月12日以来、約7カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。1月21日には87円13銭と、1995年7月以来13年半ぶりの高値を記録。2007年6月の安値124円13銭から30%上昇した。戦後最高値は95年4月につけた79円75銭。財務省によると、政府・日銀は04年3月を最後に、為替市場介入を実施していない。
米国も容認、協調の可能性も
池田氏は、輸出依存から内需主導への転換を図る民主党が円高阻止の為替介入に慎重であったとしても、ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)からかい離した急激な円高進行は株価急落や企業・消費者心理の冷え込みを招き、景気の底割れにもつながりかねないと強調する。
チャート分析の観点からも、1月につけた87円13銭を超えると、95年4月につけた戦後最高値「79円75銭まで円高・ドル安に歯止めがかからなくなる可能性もある」と指摘。新政権が円売り介入を余儀なくされる公算があると語った。
池田氏は、今回の円売り介入は米国の理解を得やすい面もあると指摘する。足元でドルの全面安が進んでいるためだ。無秩序なドル安は海外投資家の対米投資を萎縮させ、米国内外の金融資本市場に深刻な混乱を招きかねないためだという。
防衛ラインは「85」
米連邦準備制度理事会(FRB)が算出するドルの実質実効相場(全通貨対象、73年1月=100)は、主要通貨が変動相場制に移行するきっかけとなったニクソン・ショック後、73年1月の統計開始から今まで85を大幅に割り込んだことがない。
ドル指数は78年10月に84.16まで下落したが、米カーター政権は翌11月にドル防衛策を発表。ドル相場の底割れを回避した。メキシコ危機を背景としたドル安の面もあった「超円高」の95年4月から7月にかけても84台に下落。日本銀行の利下げや、同年6月に大蔵省国際金融局長に就いた榊原英資氏らが演出した日米協調介入もあり、ドルは上昇に転じた。
米証券ベアー・スターンズが破たんした08年3月には84.77に下落した後、ドルは持ち直した。同年8月28日付の日本経済新聞朝刊は、日米欧の通貨当局が3月にドル買い協調介入を柱とするドル防衛策で秘密合意していたと報じた。
FRBによると、3月に97.26だったドル指数は足元で89.55。池田氏は「ドルが87-85円、1ユーロ=1.50-1.55ドル前後」まで下落すると、事実上の「防衛ライン」に到達すると試算。米株式・債券・ドルの「トリプル安などの混乱を回避するため、日米欧などの通貨当局がドル買い協調介入を選択する可能性も排除できない」と話した。
2009年9月14日月曜日
Silver – Technical Perspective
Bob Hoye
Institutional Advisors
Sep 12, 2009
There are many means of analyzing silver from a technical perspective. Simple charting with oscillators, moving averages and cycles can help for short term work, but measuring its performance against Gold, mining stocks or the CPI brings greater value to assessing the bigger picture.
Short-term:
Precious metal’s price action has a close relationship with the movement of the currencies. This week’s upside movement in the Euro puts it into a sequential sell setup mode for the first time since April 2008 and nineteenth since 1989. Based upon previous signals, this implies that silver and gold should see short-term highs within two weeks. Once the currencies have corrected to their 20-week moving averages the timing would be appropriate for new purchases.
Intermediate term:
Mining stocks are outperforming silver. Silver is outperforming gold.
(Click on images to enlarge)
The performance of silver relative to gold has been an important and reliable indicator through the previous transitions from a financial mania to a post-bubble contraction. During the boom the gold/silver ratio declines and during the bust it rises. In severe liquidity crises silver has plunged relative to gold. This was the case with the latest crash when the ratio increased to 84. Then, with the usual rebound following financial disaster, the ratio has been expected to decline, and so far the low has been this week's 61.
In addition to watching the absolute level of the GSR the Relative Strength Index of the ratio has been a valuable means of analysis. When the metals are in an uptrend the RSI(14) of the Silver/Gold ratio will generally become overbought and lead the top by as much as two weeks. An RSI(14) reading into the 80’s (1974, 1979, 1980, 1987, 1988, 2003, 2004, 2006 & 2008) is indicative of a major top in the making with subsequent declines in silver of 25% or more. Declines of 12% to 15% are common when the RSI(14) tops around 70.
Once other technical measurements become excessive we will use this analysis to assist in determining the depth of the break.
Today’s silver price (around $16), when adjusted for CPI, is the equivalent of the $2.67 high in 1968. As can be seen on the following chart of the deflated price this level also provided support in 1976-78 and resistance in 2006-2007. Other key levels to be watching for resistance are:
$19 to $21.50; the equivalent of the 1987 and 2008 highs.
$29.50 to $31.80; the equivalent of the 1974 & 1983 highs and the 1980 low. This would be exceptional.
Another long term view of the price shows the six monthly Sequential Sell Setups of the past fifty years. If September manages to finish above $15.73 then the seventh setup will be in place. However, being overbought does not mean that prices must reverse. The September ’72 and May ’78 occurrences were followed by the largest percentage gains of the data series. The most obvious difference was the ability to continue putting in higher lows in the subsequent months. The four other times saw a lower low in the first or second month. Price declines were then in the magnitude of 34% to 44% within the next year. For now $14.65 is the critical level to watch.
For details of the Sequential pattern refer to The New Science of Technical Analysis by Tom Demark.
Sep 9, 2009
-Bob Hoye
短期:銀や金の2週間以内に短期的な高値が表示されますを意味します。
中間期: 鉱業株銀圧倒されます。シルバーゴールド圧倒されます。
Institutional Advisors
Sep 12, 2009
There are many means of analyzing silver from a technical perspective. Simple charting with oscillators, moving averages and cycles can help for short term work, but measuring its performance against Gold, mining stocks or the CPI brings greater value to assessing the bigger picture.
Short-term:
Precious metal’s price action has a close relationship with the movement of the currencies. This week’s upside movement in the Euro puts it into a sequential sell setup mode for the first time since April 2008 and nineteenth since 1989. Based upon previous signals, this implies that silver and gold should see short-term highs within two weeks. Once the currencies have corrected to their 20-week moving averages the timing would be appropriate for new purchases.
Intermediate term:
Mining stocks are outperforming silver. Silver is outperforming gold.
(Click on images to enlarge)
The performance of silver relative to gold has been an important and reliable indicator through the previous transitions from a financial mania to a post-bubble contraction. During the boom the gold/silver ratio declines and during the bust it rises. In severe liquidity crises silver has plunged relative to gold. This was the case with the latest crash when the ratio increased to 84. Then, with the usual rebound following financial disaster, the ratio has been expected to decline, and so far the low has been this week's 61.
In addition to watching the absolute level of the GSR the Relative Strength Index of the ratio has been a valuable means of analysis. When the metals are in an uptrend the RSI(14) of the Silver/Gold ratio will generally become overbought and lead the top by as much as two weeks. An RSI(14) reading into the 80’s (1974, 1979, 1980, 1987, 1988, 2003, 2004, 2006 & 2008) is indicative of a major top in the making with subsequent declines in silver of 25% or more. Declines of 12% to 15% are common when the RSI(14) tops around 70.
Once other technical measurements become excessive we will use this analysis to assist in determining the depth of the break.
Today’s silver price (around $16), when adjusted for CPI, is the equivalent of the $2.67 high in 1968. As can be seen on the following chart of the deflated price this level also provided support in 1976-78 and resistance in 2006-2007. Other key levels to be watching for resistance are:
$19 to $21.50; the equivalent of the 1987 and 2008 highs.
$29.50 to $31.80; the equivalent of the 1974 & 1983 highs and the 1980 low. This would be exceptional.
Another long term view of the price shows the six monthly Sequential Sell Setups of the past fifty years. If September manages to finish above $15.73 then the seventh setup will be in place. However, being overbought does not mean that prices must reverse. The September ’72 and May ’78 occurrences were followed by the largest percentage gains of the data series. The most obvious difference was the ability to continue putting in higher lows in the subsequent months. The four other times saw a lower low in the first or second month. Price declines were then in the magnitude of 34% to 44% within the next year. For now $14.65 is the critical level to watch.
For details of the Sequential pattern refer to The New Science of Technical Analysis by Tom Demark.
Sep 9, 2009
-Bob Hoye
短期:銀や金の2週間以内に短期的な高値が表示されますを意味します。
中間期: 鉱業株銀圧倒されます。シルバーゴールド圧倒されます。
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