2011年1月23日日曜日

ジム・ロジャーズ氏:金相場は当面下落も-コメは有望な投資先

1月13日(ブルームバーグ):ロジャーズ・ホールディングスのジム・ロジャーズ会長は、約10年にわたる上昇で最高値を付けた金相場は下落に向かう可能性が高いとの見方を示した。同氏は1999年に始まった世界的な商品相場上昇を正確に予想した。

  ロジャーズ氏は13日、シカゴでの企業幹部向けのプレゼンテーションで、金相場は「しばらくの間は下落する可能性がある」ものの、「この10年で1オンス当たり2000ドルを上回るだろう」と述べた。同氏は金と銀、コメに投資している。ニューヨーク金先物相場は先月7日、過去最高値の1432.50ドルを付けた。13日終値は1387.00ドル。

  ロジャーズ氏は「私はむしろコメを保有したい」と述べ、「金よりも相場が抑えられているものを保有したい」と語った。

  同氏はアジアを中心とした途上国での需要増加を背景に、農産物関連の商品相場が「ブームを迎える」と予想。すべての商品相場はドル安に支えられるだろうと述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が景気支援のための米国債購入により「紙幣を印刷」していることで、ドルの価値は下落していると指摘した。

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