1月17日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスのマネジングディレクター、エドワード・パーカー氏は17日、ギリシャは支払い不能に陥っておりデフォルト(債務不履行)するとの見通しを示した。
同氏はストックホルムでインタビューに応じ、ギリシャが3月20日に期限を迎える145億ユーロ(約1兆4200億円)の国債を償還できる可能性は低いとの見方を示した。債務減免で民間部門と合意すれば、フィッチの基準でデフォルトに相当するとも述べた。
「いわゆる民間部門関与(PSI)は当社の規則では明らかにデフォルトだ。従ってギリシャのデフォルトが実際に起こっても驚きはない。どちらにせよ、デフォルトは比較的早い時期に起こると考えている」と語った。
また、欧州債務危機は「長引く」公算が大きいとも述べた。
一般会計税収は1984年度(34兆9000億円)以来の低水準。景気悪化で税収不足分を埋めるために国債を44兆円発行。国債発行額が税収を上回るのは1946年(預金封鎖実施)以来。【2009年11月25日付日経新聞)】 ユーロ崩壊のプロセスは既に始まり、アメリカ、中国、日本と世界中に経済崩壊の荒波が押し寄せるのは2~3年の内と云われています。国家が破綻しても死ぬ訳ではありませんが、所得格差が生命格差となる時代に備え、志有る者だけでも次の時代に向けサバイバルしようではありませんか。
2012年1月17日火曜日
モルガンS:今年の金相場は上昇へ、銅は供給不足で「選好される」
1月17日(ブルームバーグ):モルガン・スタンレーは、金相場が今年上昇し、非鉄金属では銅が最も選好される可能性があるとの見方を示した。投資需要が金の価格を押し上げる一方、銅については供給不足が好材料になるとみている。
メルボルン在勤のアナリスト、ピーター・リチャードソン氏とジョエル・クレーン氏は17日のリポートで、金相場の平均が1オンス当たり1845ドルになるとの見通しを示した。これは従来予想を16%下回るものの、ロンドン時間午前5時28分(日本時間午後2時28分)現在の現物価格1657.98ドルを上回る。
銅相場の平均については1ポンド当たり3.70ドル(1トン当たり8157ドル)と、従来予想を3%下回るとみている。鉛やニッケル、アルミニウム、亜鉛については供給過剰を理由に弱気な見方をしている。
ゴールドマン・サックス・グループは、銅と金に加えアルミや亜鉛についても強気な見方をしている。モルガン・スタンレーは世界の鉱工業生産の今年の伸び率について、4.78%と昨年の5.3%から鈍化すると予想。債務危機に伴いドイツやフランス、イタリアの製造業の縮小が見込まれるためとしている。
アナリストらは「商品市場は今年、引き続き、欧州のリセッション(景気後退)と中国のハードランディングという2つのマクロリスクに直面する」と指摘。「ドル相場の上昇が続けば、さらなる逆風となる可能性がある」との見方を示した。
メルボルン在勤のアナリスト、ピーター・リチャードソン氏とジョエル・クレーン氏は17日のリポートで、金相場の平均が1オンス当たり1845ドルになるとの見通しを示した。これは従来予想を16%下回るものの、ロンドン時間午前5時28分(日本時間午後2時28分)現在の現物価格1657.98ドルを上回る。
銅相場の平均については1ポンド当たり3.70ドル(1トン当たり8157ドル)と、従来予想を3%下回るとみている。鉛やニッケル、アルミニウム、亜鉛については供給過剰を理由に弱気な見方をしている。
ゴールドマン・サックス・グループは、銅と金に加えアルミや亜鉛についても強気な見方をしている。モルガン・スタンレーは世界の鉱工業生産の今年の伸び率について、4.78%と昨年の5.3%から鈍化すると予想。債務危機に伴いドイツやフランス、イタリアの製造業の縮小が見込まれるためとしている。
アナリストらは「商品市場は今年、引き続き、欧州のリセッション(景気後退)と中国のハードランディングという2つのマクロリスクに直面する」と指摘。「ドル相場の上昇が続けば、さらなる逆風となる可能性がある」との見方を示した。
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