9月16日(ブルームバーグ):投資家ウォーレン・バフェット氏は16日、米経済専門局CNBCとのインタビューで、米景気は底の平たんな部分に達したもようだとの認識を示した。
バフェット氏は「反発はしていないが、下降は止まった」と述べた。また、「住宅用不動産市場については、最悪期を過ぎた可能性が非常に高い」との見解を示した。リセッション(景気後退)の「二番底」は予想していないと付け加えた。
バフェット氏は「クレジットカードと商業用不動産関連で並外れの損失が出るだろうが、1年前に比べればはるかに良い状況だ。少なくとも、有害資産の一部はシステムから押し流されたし、資本も増強された」と指摘した。
同氏はまた、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長とガイトナー米財務長官、ポールソン前財務長官の昨年来の取り組みを評価し、「後になって振り返って見れば、あちこちで少し違ったやり方もあったと言えるだろう。しかし、私は今回の危機を昨年、経済の真珠湾と呼んだが、最終的にわれわれは真珠湾を切り抜けた。全く違った結末もあり得た」と語った。
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