9月14日(ブルームバーグ):英調査会社GFMSは14日、金相場が向こう半年以内に過去最高値に達するとの見通しを示した。インフレの可能性やドル相場の軟化で投資需要が拡大するためとしている。金スクラップの供給は過去最高水準に増加すると予想している。
GFMSはリポートで、政府支出と低金利によりインフレ加速や通貨価値低下の可能性への懸念が強まりヘッジ手段としての金投資が増加する可能性があると指摘。宝飾品向け需要は1-6月(上期)に25%減少したが、7-12月(下期)には回復する可能性があり、金スクラップの販売量は今年、23%増加し過去最高水準に達するとの見方を示した。GFMSによると、金相場は引き続き「短期的に」下落しやすい状況にある。
GFMSのフィリップ・クラプウィジク会長は電話インタビューで「向こう半年間に最高値を更新する可能性がある」と予想。「金相場が数段階にわたって上昇するには、ドル相場が動きインフレが進む必要があるだろう。まだそうなっていないが、そうなると予想している」と述べた。
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