6月14日8時22分配信 ロイター
[レッチェ(イタリア) 13日 ロイター] 12─13日に開かれた主要8カ国(G8)財務相会合では、為替相場や国債利回りなどについてほとんど言及がなかったのに対し、原油・商品価格動向については明確な懸念が示された。
フランスのラガルド経済財務雇用相はG8終了後に記者団に対し、各国財務相は原油や石油製品市場のボラティリティを抑える対策が必要だとの考えを示したと述べた。原油などの価格は今年になって、景気回復が需要を喚起するとの見方から大幅に上昇している。
同相は「われわれは国際通貨基金(IMF)と証券監督者国際機構(IOSCO)に対し、国際エネルギー機関(IEA)と協力し、原油市場に関する少なくとも監視手法や、おそらく規制の方法を提案するよう要請した」と述べた。
また各国財務相は「産油国と消費国の双方に対する、昨年みられたような過度にボラティリティーが高くなる状況を避けるための提案」が必要だと述べた。
G8財務相は、商品価格のボラティリティーが高いことは、各国で出始めた景気回復の兆しに水をさす可能性があるとの警戒感を示している。会合後に発表された声明で「商品価格の過度なボラティリティーは成長へのリスクとなる」とし「世界的な商品市場の透明性と機能を高めるための措置を検討する」とした。
商品価格はここ数カ月上昇を続けている。2月末以来、スズ価格は35%、トウモロコシ・小麦・大豆価格は約25%、原油価格は約75%、それぞれ上昇している。
一般会計税収は1984年度(34兆9000億円)以来の低水準。景気悪化で税収不足分を埋めるために国債を44兆円発行。国債発行額が税収を上回るのは1946年(預金封鎖実施)以来。【2009年11月25日付日経新聞)】 ユーロ崩壊のプロセスは既に始まり、アメリカ、中国、日本と世界中に経済崩壊の荒波が押し寄せるのは2~3年の内と云われています。国家が破綻しても死ぬ訳ではありませんが、所得格差が生命格差となる時代に備え、志有る者だけでも次の時代に向けサバイバルしようではありませんか。
2009年6月14日日曜日
ロシア、BRICs首脳会議など主催 指導力をアピール
ロシアは15~16日に中部エカテリンブルクで中国、中央アジア諸国などと構成する上海協力機構(SCO)と、新興国の代表であるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の初の首脳会議を相次ぎ主催する。世界秩序の多極化を印象づけるとともに、国際的なリーダーとしての存在感を内外にアピールする。
ロシア外交筋によるとSCO首脳会議では、加盟国(ロシア、中国と中央アジア4カ国)と準加盟国(=オブザーバー、イラン、インドなど4カ国)に続く資格となる「対話パートナー」の創設を決める。ベラルーシとスリランカの2カ国が承認される見通し。
【バサラ男の独り言】
6/18辺りが若林先生の言う金の変化日とすれば、何かSURPRISEがあるのでしょう。でも妙に気前良く金価格シナリオを話してらっしゃいましたが、これってアストロジーでは?
ロシア外交筋によるとSCO首脳会議では、加盟国(ロシア、中国と中央アジア4カ国)と準加盟国(=オブザーバー、イラン、インドなど4カ国)に続く資格となる「対話パートナー」の創設を決める。ベラルーシとスリランカの2カ国が承認される見通し。
【バサラ男の独り言】
6/18辺りが若林先生の言う金の変化日とすれば、何かSURPRISEがあるのでしょう。でも妙に気前良く金価格シナリオを話してらっしゃいましたが、これってアストロジーでは?
2009年6月13日土曜日
FX取引規制、円のボラティリティ上昇につながる-JPモルガン
6月12日(ブルームバーグ):米JPモルガン・チェースは12 日、外貨を売買する外国為替証拠金取引(FX取引)の「証拠金倍率」に上限を設定する規制が実施されると、円相場は「過剰な上昇局面」に直面し、一段と不安定になる可能性があるとの見方を示した。
金融庁の5月29日の発表によると、証拠金倍率の上限設定は2010 年夏に50倍、11年夏をめどに25倍と段階的に強化する方針だ。JPモルガンは調査を引用し、この規制により借り入れ資金を元手とする通貨取引は半減するだろうと指摘した。
JPモルガンのアナリストらは、12日付のリポートで、レバレッジ規制はFX取引からの大量の資金引き揚げを引き起こしかねないと指摘し、そうなればボラティリティが高まり、円が過剰に押し上げられる動きにつながるとの見方を示した。
金融庁の5月29日の発表によると、証拠金倍率の上限設定は2010 年夏に50倍、11年夏をめどに25倍と段階的に強化する方針だ。JPモルガンは調査を引用し、この規制により借り入れ資金を元手とする通貨取引は半減するだろうと指摘した。
JPモルガンのアナリストらは、12日付のリポートで、レバレッジ規制はFX取引からの大量の資金引き揚げを引き起こしかねないと指摘し、そうなればボラティリティが高まり、円が過剰に押し上げられる動きにつながるとの見方を示した。
2009年6月8日月曜日
PIMCOグロス氏:5月の住宅ローン債比率は08年6月来の低水準
6月8日(ブルームバーグ):米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンド「PIMCOトータル・リターン・ファンド」を運用するビル・グロス氏は5月に、同ファンドの住宅ローン証券の比率を2008年6月以来の低水準に引き下げた。
PIMCOがウェブサイトに8日掲載した資料によると、同ファンド資産中の住宅ローン証券比率は61%と、4月の64%から低下した。
PIMCOがウェブサイトに8日掲載した資料によると、同ファンド資産中の住宅ローン証券比率は61%と、4月の64%から低下した。
米投資家ソロス氏が中国経済に“賛辞”「国際的な影響力増大」
6月8日20時20分配信 産経新聞
【上海=河崎真澄】8日付の中国紙、第一財経日報などによると、米著名投資家のジョージ・ソロス氏は7日、上海市内の復旦大学で講演し、個人的な見方としながらも、「中国の国際的な影響力は多くの人の予想よりも速いペースで増大する」と述べ、金融危機下で相対的に存在感を高めている中国経済に注目していることを明らかにした。
中国政府による総額4兆元(約58兆円)の景気刺激策について、「景気浮揚に奏功しており、十分でない場合も中国政府は追加策を導入し、融資枠の提供や海外投資促進などを通して輸出を拡大するだろう」とも述べた。その上で「中国は国際社会や市場で主要な地位を占める国になる」などと“賛辞”を送って、中国を最大限、持ち上げた。
またソロス氏は、「政府が要請すれば銀行が貸し出しを増加させる中国の金融制度が、景気後退(リセッション)から早期に抜け出す手段になっている」と指摘。中国独自の金融制度が世界から隔離されている点や、銀行部門への政府関与が大きいことが、結果的に中国経済の早期回復に結びつくと分析した。
だが、ソロス氏の発言は、政府が強制力を行使する“計画経済型”の政策を肯定したとも受け止められ、自由主義信奉者で知られる同氏の真意をめぐって論議を呼びそうだ。
一方、中国の株式や不動産市場の動向については、「今後の先行きが不透明で、自分の全資産を(中国市場の)株式などにつぎ込むほど楽観的ではない」と述べた。
【上海=河崎真澄】8日付の中国紙、第一財経日報などによると、米著名投資家のジョージ・ソロス氏は7日、上海市内の復旦大学で講演し、個人的な見方としながらも、「中国の国際的な影響力は多くの人の予想よりも速いペースで増大する」と述べ、金融危機下で相対的に存在感を高めている中国経済に注目していることを明らかにした。
中国政府による総額4兆元(約58兆円)の景気刺激策について、「景気浮揚に奏功しており、十分でない場合も中国政府は追加策を導入し、融資枠の提供や海外投資促進などを通して輸出を拡大するだろう」とも述べた。その上で「中国は国際社会や市場で主要な地位を占める国になる」などと“賛辞”を送って、中国を最大限、持ち上げた。
またソロス氏は、「政府が要請すれば銀行が貸し出しを増加させる中国の金融制度が、景気後退(リセッション)から早期に抜け出す手段になっている」と指摘。中国独自の金融制度が世界から隔離されている点や、銀行部門への政府関与が大きいことが、結果的に中国経済の早期回復に結びつくと分析した。
だが、ソロス氏の発言は、政府が強制力を行使する“計画経済型”の政策を肯定したとも受け止められ、自由主義信奉者で知られる同氏の真意をめぐって論議を呼びそうだ。
一方、中国の株式や不動産市場の動向については、「今後の先行きが不透明で、自分の全資産を(中国市場の)株式などにつぎ込むほど楽観的ではない」と述べた。
2009年6月4日木曜日
グロス氏:投資家は通貨分散を、中銀のドル離れより先に
6月3日(ブルームバーグ):債券ファンド大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の創業者ビル・グロス氏は、ドルを保有する投資家に対して保有資産の通貨の分散を助言した。
グロス氏は、中央銀行や政府系投資ファンド(SWF)もいずれは米国の増大する赤字を懸念し、同じ措置を講じるため、その前に投資先を分散するようアドバイスした。
同氏はPIMCOのウェブサイトに今月の投資コメントを掲載した。その中でグロス氏は、米国の「富を生み出す能力が後退しているようだ。これは、相対的な生活水準にも同様の現象が起きていることを示唆しているかもしれない」とした上で、「もしそうであるなら、その意味するところは深刻だ」と続けた。
グロス氏は先月21日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、英国の最上級格付け「AAA」の見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたことを受けて、米国も「いずれは」最上級格付けを失うだろうとの見方を示した。
米国の債務が国内総生産(GDP)に占める比率は約45%だが、GDPの10%の財政赤字が毎年続くと、今後5年以内に債務の対GDP比は100%に上昇し、格付け会社や市場から「もはや改善が不可能な水準」とみなされるだろうと、グロス氏は指摘した。
グロス氏は、中央銀行や政府系投資ファンド(SWF)もいずれは米国の増大する赤字を懸念し、同じ措置を講じるため、その前に投資先を分散するようアドバイスした。
同氏はPIMCOのウェブサイトに今月の投資コメントを掲載した。その中でグロス氏は、米国の「富を生み出す能力が後退しているようだ。これは、相対的な生活水準にも同様の現象が起きていることを示唆しているかもしれない」とした上で、「もしそうであるなら、その意味するところは深刻だ」と続けた。
グロス氏は先月21日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、英国の最上級格付け「AAA」の見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたことを受けて、米国も「いずれは」最上級格付けを失うだろうとの見方を示した。
米国の債務が国内総生産(GDP)に占める比率は約45%だが、GDPの10%の財政赤字が毎年続くと、今後5年以内に債務の対GDP比は100%に上昇し、格付け会社や市場から「もはや改善が不可能な水準」とみなされるだろうと、グロス氏は指摘した。
2009年5月31日日曜日
〔FEDフォーカス〕米長期金利上昇で国債買い入れ増額も
2009年 05月 29日 14:04 JST
[ワシントン 28日 ロイター] 米長期金利の上昇を受けて、連邦準備理事会(FRB)が国債やモーゲージ債(MBS)の買い入れ増額を迫られるとの見方が出ている。
アナリストの間では、買い入れを増やすのであれば、大規模に実施しなければ効果は期待できないとの指摘もある。
FRBの資産買い入れをめぐっては、コーン副議長が23日の講演で景気刺激効果を認める発言をしたほか、4月の連邦公開市場委員会(FOMC)で買い入れ増額の可能性が議論されていたことも明らかになっている。
その後、金融市場では米財政悪化に対する懸念が強まり、長期金利が上昇した。
2009年度の米財政赤字予測は1兆8000億ドル、財務省は今年約2兆ドルを借り入れる計画だ。
イールドカーブは大幅にスティープ化しており、2年債と10年債の利回り格差は27日、過去最大を記録した。巨額の国債発行が続くなか、投資家は米国債の購入に慎重になっている。
FRB内部では、国債買い入れを増額すれば、バランスシートが肥大化するとの懸念もあるが、長期金利の上昇が進めば、民間への低利融資の流れが断ち切られ、景気の回復が妨げられる恐れがある。
ライル・グラムリー元FRB理事は「このまま長期金利の上昇が続けば、景気回復が阻害される事態も想定しなければならない」と指摘。「資産の買い入れを拡大するなら、かなり大規模に実施しなければ効果は期待できない」と述べた。
アナリストによると、次回6月23─24日のFOMC前にFRBが緊急で買い入れ増額に動く可能性は低い。
FRBは6カ月間で最大3000億ドルの長期国債を買い入れる方針だが、現時点ではまだ半分弱しか買い入れておらず、増額にはFRB内部の意見調整が必要になる。
FRBでは、買い入れを増額すれば、将来のインフレリスクが高まるとの懸念が出ているほか、FRBが財務省と結託して財政赤字を穴埋めしているとの見方が広がる恐れもあり、FRBの独立性を脅かすとの批判も出ている。
<無力>
米国債の売りが一気に膨らむなかで、FRBが国債を買い入れる事態になれば、FRBは大きなリスクを抱えることになる。
ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ロウ・クランダル氏は「失敗すれば目もあてられない。『FRBは無能』との評判が立つことになる」と述べた。
市場では、米国債の下落が住宅ローン金利など他の金利にどの程度影響を及ぼすかで、買い入れ増額の是非が決まるとの見方が多い。
クランダル氏は、期間10年のスワップスプレッドが今週急拡大しており、信用収縮が悪化していると指摘。
「もし、純粋に経済ファンダメンタルズに基づく動きであれば、買い入れ増額の可能性は高まらない。ただ、現実にはリスクプレミアムが乗り、スワップスプレッドが拡大しており、増額の可能性が高まっている」と述べた。
FRBは、長期国債3000億ドルの買い入れに加え、年内にMBSを最大1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル買い入れる方針。
長期国債の買い入れ額は27日時点で1305億ドル。MBSの買い入れ額は21日時点で4815億ドル。
コーン副議長は23日、FRBの資産買い入れについて、今後数年で国内総生産(GDP)を1兆ドル(インフレ調整後)押し上げる効果があるとの試算を明らかにした。
ローセンス・マイヤーFRB元理事は、米国債の急落でFRBが国債買い入れを増額する可能性が高まったと指摘。
ただ、次のFOMC前に決定が下されることはないとの見方を示した。
マイヤー氏は「問題は、バーナンキ議長がどこまで強く増額を主張するかだ」と述べた。
<内部対立>
マイヤー氏は「現在の金融政策は適切とは言えず、なぜもっとも積極的な行動に出ないのか不思議だ。おそらく、内部に意見対立があり、効果に限界があるとの見方が出ているのだろう」と述べた。
FRBは4月のFOMCで政策金利をゼロ付近に据え置くとともに、資産買い入れの増額も検討したが、結局は今後の市場動向を見守ることで一致した。
議事録を読むと、買い入れ増額を主張する陣営と、インフレを懸念する陣営の間で意見が対立したことがうかがえる。
FRBのバランスシートの規模は現在2兆ドルで、昨年9月のリーマン・ブラザーズ破たんから2倍に拡大している。
FRBは金融危機対策を適切な時期に縮小する方針を示しているが、バランスシートが肥大化すれば、それだけ圧縮が難しくなる。
国債買い入れを大幅に増額すれば、市場のインフレ懸念をあおる可能性があるため、FRBが長期金利に一定の目標を設定して大規模な買い入れに踏み切る可能性は低いとみられる。
マイヤー氏は「(買い入れ増額は)逆効果を招く可能性もある。市場にインフレ懸念が広がり、(長期金利に)インフレプレミアムが乗れば、容易には払しょくできない。慎重に進める必要がある」と述べた。
[ワシントン 28日 ロイター] 米長期金利の上昇を受けて、連邦準備理事会(FRB)が国債やモーゲージ債(MBS)の買い入れ増額を迫られるとの見方が出ている。
アナリストの間では、買い入れを増やすのであれば、大規模に実施しなければ効果は期待できないとの指摘もある。
FRBの資産買い入れをめぐっては、コーン副議長が23日の講演で景気刺激効果を認める発言をしたほか、4月の連邦公開市場委員会(FOMC)で買い入れ増額の可能性が議論されていたことも明らかになっている。
その後、金融市場では米財政悪化に対する懸念が強まり、長期金利が上昇した。
2009年度の米財政赤字予測は1兆8000億ドル、財務省は今年約2兆ドルを借り入れる計画だ。
イールドカーブは大幅にスティープ化しており、2年債と10年債の利回り格差は27日、過去最大を記録した。巨額の国債発行が続くなか、投資家は米国債の購入に慎重になっている。
FRB内部では、国債買い入れを増額すれば、バランスシートが肥大化するとの懸念もあるが、長期金利の上昇が進めば、民間への低利融資の流れが断ち切られ、景気の回復が妨げられる恐れがある。
ライル・グラムリー元FRB理事は「このまま長期金利の上昇が続けば、景気回復が阻害される事態も想定しなければならない」と指摘。「資産の買い入れを拡大するなら、かなり大規模に実施しなければ効果は期待できない」と述べた。
アナリストによると、次回6月23─24日のFOMC前にFRBが緊急で買い入れ増額に動く可能性は低い。
FRBは6カ月間で最大3000億ドルの長期国債を買い入れる方針だが、現時点ではまだ半分弱しか買い入れておらず、増額にはFRB内部の意見調整が必要になる。
FRBでは、買い入れを増額すれば、将来のインフレリスクが高まるとの懸念が出ているほか、FRBが財務省と結託して財政赤字を穴埋めしているとの見方が広がる恐れもあり、FRBの独立性を脅かすとの批判も出ている。
<無力>
米国債の売りが一気に膨らむなかで、FRBが国債を買い入れる事態になれば、FRBは大きなリスクを抱えることになる。
ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ロウ・クランダル氏は「失敗すれば目もあてられない。『FRBは無能』との評判が立つことになる」と述べた。
市場では、米国債の下落が住宅ローン金利など他の金利にどの程度影響を及ぼすかで、買い入れ増額の是非が決まるとの見方が多い。
クランダル氏は、期間10年のスワップスプレッドが今週急拡大しており、信用収縮が悪化していると指摘。
「もし、純粋に経済ファンダメンタルズに基づく動きであれば、買い入れ増額の可能性は高まらない。ただ、現実にはリスクプレミアムが乗り、スワップスプレッドが拡大しており、増額の可能性が高まっている」と述べた。
FRBは、長期国債3000億ドルの買い入れに加え、年内にMBSを最大1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル買い入れる方針。
長期国債の買い入れ額は27日時点で1305億ドル。MBSの買い入れ額は21日時点で4815億ドル。
コーン副議長は23日、FRBの資産買い入れについて、今後数年で国内総生産(GDP)を1兆ドル(インフレ調整後)押し上げる効果があるとの試算を明らかにした。
ローセンス・マイヤーFRB元理事は、米国債の急落でFRBが国債買い入れを増額する可能性が高まったと指摘。
ただ、次のFOMC前に決定が下されることはないとの見方を示した。
マイヤー氏は「問題は、バーナンキ議長がどこまで強く増額を主張するかだ」と述べた。
<内部対立>
マイヤー氏は「現在の金融政策は適切とは言えず、なぜもっとも積極的な行動に出ないのか不思議だ。おそらく、内部に意見対立があり、効果に限界があるとの見方が出ているのだろう」と述べた。
FRBは4月のFOMCで政策金利をゼロ付近に据え置くとともに、資産買い入れの増額も検討したが、結局は今後の市場動向を見守ることで一致した。
議事録を読むと、買い入れ増額を主張する陣営と、インフレを懸念する陣営の間で意見が対立したことがうかがえる。
FRBのバランスシートの規模は現在2兆ドルで、昨年9月のリーマン・ブラザーズ破たんから2倍に拡大している。
FRBは金融危機対策を適切な時期に縮小する方針を示しているが、バランスシートが肥大化すれば、それだけ圧縮が難しくなる。
国債買い入れを大幅に増額すれば、市場のインフレ懸念をあおる可能性があるため、FRBが長期金利に一定の目標を設定して大規模な買い入れに踏み切る可能性は低いとみられる。
マイヤー氏は「(買い入れ増額は)逆効果を招く可能性もある。市場にインフレ懸念が広がり、(長期金利に)インフレプレミアムが乗れば、容易には払しょくできない。慎重に進める必要がある」と述べた。
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