外国為替証拠金取引(FX取引)で得た所得を申告せず、所得税を脱税したとして、静岡地検は9日、シンガポール在住の自動車部品製造会社役員溝田耕治容疑者(37)を所得税法違反(脱税)の疑いで逮捕した。
発表によると、溝田容疑者は静岡県伊豆の国市などに住んでいた2009~10年、同県三島市にある会社の施設内に置いたパソコンでFX取引を行い、09年と10年分の所得計約3億6800万円を申告せず、約1億4000万円を脱税した疑い。地検幹部によると、取引で得た利益は複数の他人名義の口座に保管していたという。
溝田容疑者は10年12月にシンガポールに移住したが、その後も三島市内のパソコンを利用し、自動的にFXを売買できる投資ソフトを使って取引を続けていたとみられる。
(2012年3月9日21時14分 読売新聞)
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