[ブダペスト 4日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は4日、欧州債務問題に関連し、欧州首脳は金融機関に対して資本増強ではなく保証を行うべきとの考えを示した。ロイターとのインタビューで述べた。
同氏は、欧州が重大な岐路に立っており、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を適切に利用しなければならないと指摘。
「銀行に資本増強を行う代わりに、保証を与えるべきだ。EFSFはそのための資金を確保している」と述べた。
さらに、欧州首脳はイタリアと借り入れ条件で合意を図るべきと主張。イタリアは短期証券を発行することで借り入れや債務の維持が可能になるとした。
ギリシャについては、民間部門による債務の50%削減は不十分とし、同国が無秩序なデフォルト(債務不履行)に陥る可能性は引き続き存在すると述べた。
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