4月18日(ブルームバーグ):米シティグループは、商品投資に関して「慎重な」姿勢を示している。政府の景気刺激策が終了しつつあり、インフレ抑制への取り組みが進められていることが背景にある。米ゴールドマン・サックス・グループは1週間前、原材料の「買い」推奨を打ち切った。
シティグループのストラテジスト、ギエルモ・フェリーセス氏は18日のリポートで、工業用金属相場の「上昇余地は限定的」で、銀相場は向こう3カ月間に下落するとの見通しを示した。ゴールドマンは、商品投資のリスクが利益獲得の可能性を上回っているとして原油や銅、綿花、プラチナを含む商品バスケットの「買い」推奨を打ち切った。
フェリーセス氏は「景気回復ペースが加速し、インフレ懸念が高まっているため景気刺激策は徐々に打ち切られると予想している。これが商品に対する投資意欲の急速な拡大の鈍化につながる可能性がある」との見方を示した。
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