12月10日(ブルームバーグ):英銀HSBCホールディングスの経済リサーチ共同責任者(香港在勤)、屈宏斌氏は10日、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上げを同日発表した後に、利上げの可能性は依然としてあるとの見方を示した。預金準備率は20日から50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げられる。
同氏は電子メールで、「年越し前後の0.25ポイントの利上げは依然として可能性が高い」と述べた。
一方、預金準備率や人民銀手形、融資規制などの量的手段が、利上げよりも効果的だとの見方を示し、人民銀はインフレ抑制と米国の量的緩和第2弾への対抗のため、「2011年に入っても引き続き、量的引き締め策を活用するだろう」とも指摘した。
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