2010年11月7日日曜日

NY金(5日):最高値を更新、一時1398.70ドル-ドル先安観で

11月5日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は過去最高値を記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)の景気刺激策でドルの価値が下がり、代替投資としての貴金属の需要が高まるとの見方が強まった。

  金は一時はオンス当たり1398.70ドルまで上昇した。主要6通貨バスケットに対するドル指数は週間ベースで2週連続低下した。FRBは3日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後、来年6月にかけて6000億ドルの国債を追加購入する方針を明らかにした。

  インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘッドディーラー、フランク・マギー氏は、「市場は量的緩和の影響でドルがかなり軟化することに気づいた」と指摘。「FRBは最終的にドルが可能な限り下落するまで量的緩和を続ける。それは金にとって非常に強い材料だ」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場12月限は前日比14.60ドル(1.1%)高の1オンス=1397.70ドルで終えた。終値ベースでも最高値を更新した。週間では3%高。

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