10月12日(ブルームバーグ):著名投資家のマーク・ファーバー氏は、世界の市場は「重要な転換点」に向かっているとの認識を示した。金利が向こう約3カ月以内に上がり始めるほか、ドルが上昇するとみている。
ファーバー氏は12日、ソウルで開かれた会議で記者団に対し、各国政府が過度の通貨供給を続けているため、新たな「信用バブル」が発生する恐れがあるとして、投資家に株式を買い、債券を売るよう推奨した。
同氏は「金利は低下ではなく、上昇し始める可能性がある。ドルは下落ではなく上昇するだろう」と予想。「わたしはあらゆる投資先に対して極めて弱気になっているが、政府債よりは株式を有望視している」と語った。
主要6通貨に対するドル指数は7-9月期に8.5%安と、2002年6月以来の大幅安となった。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が追加的な資金供給の可能性を示唆する中、今月も1.3%下落している。
ファーバー氏は、1987年のブラックマンデー(株価大暴落)の1週間前に株式の売りを推奨した。2007年8月には、米国株が弱気相場入りしつつあるとの見方を表明。S&P500種株価指数はその2カ月後にピークに達し、それ以降57%下落した。
【若林予想に同調する意見であることは考慮するに値する】
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