9月23日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続伸。一時は1オンス=1300ドルを上抜き、過去最高値を更新した。ドル安で代替資産としての貴金属に買いが入り、銀も上昇。1980年以来の高値を付けた。
金は年初来で18%高、銀は同27%の値上がり。世界の株式や米国債、大半の工業用金属より高いパフォーマンスとなっている。この日のドルは主要6通貨のバスケットに対して昨年2月以来の水準に下げた。
マッコーリー・グループのヘッジファンド営業担当ディレクター、マイケル・グイド氏(ニューヨーク在勤)は、「金にはまだまだ上昇余地がある」と語る。「金利上昇を心配する必要はない。ドルは再び守りに回っている。銀は特に記録を更新していないので、今後は価格の上昇加速が見込まれる」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場12月限は前日比1.80ドル(0.1%)高の1オンス=1298.10ドルで終了した。一時は1301.60ドルまで上昇し、過去最高値を付けた。
銀先物12月限は前日比18.6セント(0.9%)高の1オンス=21.399ドル。一時は1980年10月以来の高値となる同21.48ドルまで買い進まれた。
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