9月17日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続伸。一時はオンス当たり1284.40ドルまで上げ、2日連続で過去最高値を記録した。最高値更新は今週3度目。金融市場の混乱を背景に安全な逃避先を求める買いが続いた。
金は年初来で17%上昇、銀は24%上げており、ともに株式や債券、他の商品市場を上回っている。ソブリン債が懸念されるほか、国や地域によって景気回復の速度にばらつきが見られ、金融市場が不安定になっていることが背景にある。
リンド・ウォルドックの市場担当シニアストラテジスト、アダム・クロプフェンシュタイン氏(シカゴ在勤)は、「金相場は上昇ペースを加速させている」と述べ、「国民が不安定な金融市場におびえ始めている。金は安全な逃避先として選好される資産になるだろう」と語った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場12月限は前日比3.70ドル(0.3%)高の1オンス=1277.50ドルで取引を終了した。
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