7月6日(ブルームバーグ):英バークレイズ・キャピタルのテクニカル分析によると、原油相場が再び下落基調に向かい、数週間以内に年初来安値を模索する展開になるとみられている。
同社のアナリスト、マクニール・カリー氏はブルームバーグの電話インタビューで、原油先物相場が「2009年7月以来の安値水準に向かっている」と指摘。「より大きな見方としては、リスク回避トレンドが含まれる。当社は株式とリスク資産の相当な値下がりを予想している」と続けた。
期近物の52週安値は2009年7月13日につけた1バレル=58.32ドル。カリー氏によると、8月限は今年6月7日につけた70.93ドルの支持線を模索する可能性がある。
同氏は「それは最初の支持線で、恐らく維持しないだろう」と予想。それ以下では5月25日につけた安値68.59ドルがあり、さらに「66.81-66.45ドルのレンジではかなりの買い注文が控えている」と分析した。
カリー氏はさらに、「下落するごとに出来高が増えており、出来高はトレンドにつれる傾向がある。そのため、すべてが一段安を示唆している。ほかの商品相場もトレンドが下向いている。S&P500種株価指数は主要な水準を下回っており、リスク資産は引き続き圧力を受けるだろう」と述べた。
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