2010年7月22日木曜日

ルービニ教授:世界経済、今年下期に一段の成長鈍化-AFR紙

7月21日(ブルームバーグ):米ニューヨーク大学のヌリエ ル・ルービニ教授は景気刺激策の解除が進み、財政緊縮プログラムが定着するなか、世界経済は今年7-12月(下期)に一段と成長が鈍化するとの見通しを明らかにした。豪紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューに寄稿した。同教授は今回の金融危機を予測したことで知られる。

  同教授は米成長率が今年下期から来年にかけて1.5%に鈍化すると予想。この成長鈍化は「リセッション(景気後退)のように感じられるだろう」と指摘した。またユーロ圏の見通しは米国よりも「悪く」、年末までゼロ成長に近い可能性があると分析した。

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