5月18日(ブルームバーグ):「わたしたちは毎年、海から1億トンの生き物を獲ってきて、1億トンのゴミに変えて戻しているのよ」海洋学者のシルビア・アール氏は言う。同氏は新著「The World Is Blue: How Our Fate and the Ocean’s Are One(仮訳:青い世界:人類と海は運命共同体)」で、人間が取り返しのつかない地点にいかに近づいているかを説明する。ナショナルジオグラフィック協会の研究者で海洋保全団体、ミッション・ブルーの創設者の同氏に話を聞いた。
聞き手:われわれは大型の魚の90%を獲り尽くしてしまったと聞きましたが。
アール氏:小型の魚もたくさん獲っているわ。イワシとかニシンね。減少が加速しているわ。ヘミングウェイの写真と巨大な獲物を見て。今はミニチュア版しか獲れない。10フィート(約3メートル)じゃなくて2フィートね。最悪だわ。
聞き手:クジラもまだ肥料やアクセサリーやキャットフードにするために漁獲されているんですよね?
アール氏:日本とノルウェー、アイスランドが大きなクジラを殺している。豊かな国なのにね。デンマークは小さなゴンドウクジラをひどいやり方で殺しているの。ほかにも捕鯨をする国はあるわ。
聞き手:捕鯨業界には補助金が出ていますよね。なぜ止められないのでしょうか?
アール氏:水産業界にも補助金は出ています。商業漁業者に海を破壊させるため何十億ドルも払っているのよ。人々はお皿にのっているエビの本当の値段を知らない。底引き網でエビを獲るのは小鳥やリスを捕まえるために森にブルドーザーをかけるのと同じよ。森とほかのすべての生き物を破壊してわずか数ポンドのたんぱく質を得るの。
すし
聞き手:すしを食べるのはやめるべきですか?
アール氏:お店で売られる1ポンド(約454グラム)のすしのために10ポンドも100ポンドもの混獲物が投棄される。水銀や難燃剤、除草剤による汚染もあるし、それでもいいなら食べれば、という感じね。
聞き手:本マグロを食べるのはユキヒョウやパンダを食べるのといっしょだとおっしゃっていますね。マグロは食べるべきでないということでしょうか?
アール氏:本マグロは一番人気が高いせいもあって一番、絶滅の危機にさらされているわ。キハダマグロなどの種類はそれほど減っていない。でも心配がないということではないわ。
聞き手:では、何を食べればいいのでしょうね。
アール氏:経済を考えて。1ポンドの鶏肉を得るために必要なのは約2ポンドの植物と日光と7カ月の時間。マグロは食物連鎖の頂点にある生き物なので、1ポンドのマグロを得るには10ポンドから10万ポンドの植物が必要よ。効率のいい話ではないでしょう。養殖のナマズやイズミダイ、コイ、ある種の軟体動物などが最良の選択でしょう。
海は命
聞き手:人々は今も、海の恵みは「ただ」だと思っていますね。どうしたらこれを変えられるでしょうか。
アール氏:海からわたしたちが得ている中で最も貴重なのは命そのものです。わたしたちが呼吸する空気も、二酸化炭素を取り除いてくれるのは海だし、温度調節の役割もしている。これらに値段を付けるのは難しいでしょう。だからこう問い掛ければいいのよ。「あなたの命にどれだけの価値がありますか」と。
【東京バサラの独り言】
誰かこの人種差別主義者の糞ババアを海に放り込むか、鳥の餌にしてくれませんか?
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