5月18日(ブルームバーグ):米住宅ローン市場の崩壊を見込んだ取引で財産を築いたヘッジファンド運用者のジョン・ポールソン氏率いるポールソンを含む56の投資グループが、2010年1-3月(第1四半期)に米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)の株式をそれぞれ少なくとも500万株買い増していた。当局への届け出で明らかになった。
ポールソンが17日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、同社はBOA株1680万株を購入し、3月末時点で1億6780万株を保有していた。購入規模で最大はフィデリティ・マネジメント・グループの4230万株。同社の3月末時点の保有株数は2億5680万株だった。
が4月に発表した第1四半期決算は3四半期ぶりの黒字だった。セールス・トレーディング収入は過去最高の70億ドル(約6500億円)を記録した。
ポールソンの届け出によると、同社の金融株保有は第1四半期に6.5%増加。保有銘柄で2番目に多いのはBOAで、29億9000万ドル相当だった。ポールソンは昨年11月、顧客にBOA株が11年12月までに29.81ドルに上昇する可能性があるとの見方を示していた。
BOA株は17日のニューヨーク証券取引所で、前週末比1セント高の16.35ドルで終了。年初来では8.6%高。
【東京バサラの独り言】
当り屋のポールソンがBOAを仕込んでいるということはこれからの株高、リスク資産高を見込んでいる(一方、上がり過ぎの金は利食いで反落、一時休憩)ようにも考えられます。
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