【ベルリン共同】昨年9月のドイツ総選挙以降、初めての大型地方選となる同国西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会選挙が9日、投開票される。選挙結果はメルケル保守・中道政権が打ち出した大型減税や「脱原発」の見直しなど重要政策を左右する。
同州は人口が国内最大で、連邦レベルと同様に州政権は、保守のキリスト教民主同盟(CDU)と中道の自由民主党(FDP)の連立。このためメルケル政権への審判と位置付けられる選挙だが、与党は減税などでの足並みの乱れから大苦戦。与党側が敗北すれば、州の代表からなる連邦参議院(上院)での同州選出の与党議席を失い、過半数割れとなる。
調査機関フォルサが6日発表した世論調査では、CDU支持率は37%、FDPが7%と過半数確保は微妙。一方、野党は左派の社会民主党(SPD)が、終盤に追い上げ37%とCDUに並んだ。また、90年連合・緑の党は10%と倍増の勢い。
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