2010/04/19(月) 16:49
米証券取引委員会(SEC)が16日、米金融大手ゴールドマンサックスを証券詐欺罪で告発したことで、同社の株価は同日中に13%下落した。2008年の金融危機で、同社救済のため50億ドル分の株式を購入した、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ社も、10億ドル(16日為替レートで約918億2700万円)の損失を出すことになった。中国新聞社が報じた。
SECは、ゴールドマンサックスが、大手ヘッジファンドのポールソン・アンド・カンパニーによる反対取引を開示せず、サブプライムローン関連の金融商品を販売し、投資家を欺いたなどと主張した。
バフェット氏にとって、大きな「汚点」になりそうなのが、投資先が「詐欺罪」で告発されたことだ。これまで同氏はしばしば、投資に際して「経営陣の誠実さを重視」するなどと発言。困難な状況だったゴールドマンサックスについても「卓越した組織」などと評価した。
その後の業績回復で「さすがバフェット。中長期の展望が、しっかりしている」との評価が出ていただけに、「投資の“選球眼”は大丈夫か」との声が出かねない情勢という。
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