2010年5月28日金曜日

合同参謀議長、陸海空軍・海兵隊部隊を相次ぎ巡視

5月28日11時32分配信 聯合ニュース

【ソウル28日聯合ニュース】国防部の李相宜(イ・サンウィ)合同参謀会議議長が23日から5日連続で陸海空軍や海兵隊の前方・後方部隊を巡視し、徹底した備えを指示している。特に、空軍戦闘機「F-15K」や陸軍の誘導弾司令部など局地攻撃を遂行する部隊をはじめ、黄海沿いの敵に最も近い地域、軍事境界線(MDL)近くの部隊にまで足を運び、北朝鮮軍が挑発を仕掛けてくる場合に備え、万全の対策を求めた。
 軍関係者によると、李議長は23日に板門店の共同警備区域(JSA)警備大隊と南北出入事務所(CIQ)を、25日には大邱の空軍南部戦闘司令部と第11戦闘飛行団、陸軍の誘導弾司令部を巡視した。26日は忠清南道・瑞山の空軍第20戦闘飛行団、黄海の延坪部隊、海兵第2師団を、27日は江原道・東海の海軍第1艦隊と楊口の第21師団を訪れた。
 李議長はJSAで、「最も近い場所で北朝鮮と直接対峙(たいじ)する部隊だけに、大隊員全員が予想される敵の挑発に断固かつ徹底して対応する作戦態勢を備えてほしい」と求めたという。
 また、空軍の飛行団では戦闘に即対応できる態勢で備えているかどうかを点検し、海軍艦隊では北朝鮮潜水艦の積極的な探査と徹底した防御態勢を指示した。
 特に最前方の陸軍部隊では、自動警戒・監視システムの構築状況を確認したと伝えられた。陸軍は最前方の鉄柵に、侵入してくる敵にロボットが自動応射する無人警戒・監視システムを構築中とされる。
 軍関係者は、李議長は来週初めまでに全軍の主要部隊を訪れ、現場指導を行うと伝えている。

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