5月31日(ブルームバーグ):ヘッジファンドなど大口投機家のガソリン先物の買越残高が前週比で57%減少し、2006年10月以降で最大の減少率を示した。欧州の債務危機でエネルギー需要が減退するとの見通しが広がったことが要因。
米商品先物取引委員会(CFTC)が28日発表した建玉報告によると、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の投機家のガソリン先物・オプションの買越残高は25日終了週に1万4228枚と、07年2月以来の低水準に落ち込んだ。買越残高は4日に過去最高の7万742枚に達して以降、80%減少している。
ギリシャのソブリン債危機が拡大し第2次世界大戦後で最悪のリセッション(景気後退)からの回復が遅れるとの見方から、ガソリン相場は5月に入って16%下落した。
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