5月14日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は続落。過去最高値をつけた後、他市場での損失を補うための換金売りが出たため、下げに転じた。
金はオンス当たり1249.70ドルと過去最高値を更新した後、最大で0.9%下げた。アジア、欧州および米国で株価が下げたほか、商品相場がエネルギーを中心に3カ月ぶり安値を付けたことが背景。
MFグローバル傘下のリンド・ウォルドック(シカゴ)の市場担当シニアストラテジスト、アダム・クロプフェンスタイン氏は、「追証を払うために大量の現金が金市場から流れている」と指摘。「投資家は最も利益の出ている商品の持ち高を解消して、現金を調達せざるを得なくなっている」と語った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場6月限は前日比1.40ドル(0.1%)安の1オンス=1227.80ドルで取引を終了した。週間ベースでは1.4%高と、4週連続でプラス。11日には昨年12月3日につけたそれまでの最高値を上抜いた。
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