5月14日(ブルームバーグ):ドイツ銀行のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)は、ギリシャが債務を完全に返済できない恐れがあると指摘。完済には「途方もない努力」が必要になるとの見解を示した。
アッカーマンCEOはドイツのZDFテレビのインタビューで、「ギリシャが一定の時間を経て、債務完済に十分な経済力に達するか疑問だ」と述べた。また、ギリシャは安定する必要があるとし、破たんすれば影響が他国に波及し、「ある種の崩壊」につながる可能性が極めて高いと指摘した。同CEOのインタビューは13日遅くに放送され、ZDFテレビのウェブサイトに掲載された。
アッカーマンCEOは、ギリシャの債務再編は回避しなければならず、財政問題への対処に関してギリシャへの圧力を強めるべきだと言明。ギリシャへの支援措置が十分でないということになれば、その場合は債務再編が「検討される可能性がある」と述べた。
スペインとイタリアについては欧州連合(EU)の救済策を受けて債務返済に「十分な経済力」を備えているとしたが、ポルトガルは両国よりも「やや難しい」との見方を示した。
0 件のコメント:
コメントを投稿