2010年4月16日金曜日

韓国艦沈没は外部爆発による可能性大-調査団発表、北朝鮮の言及なし

4月16日(ブルームバーグ):韓国当局は、黄海の南北境界水域で先月起きた同国海軍の哨戒艇沈没について、外部の爆発が引き起こした可能性が高いとの見解を示した。同事故では少なくとも乗組員38人が死亡している。

  3月26日に発生したこの事故の調査団の尹徳龍(ユン・ドクヨン)団長は16日、ソウルでの記者会見で「内部での爆発よりも、外部爆発が起きた可能性が非常に高い」と語った。ただ、結論を下す前に、あらゆる可能性について一段の調査を進めると説明した。

  会見に同席した金泰栄国防相は、哨戒艦「天安」(1200トン)の沈没について「安全保障上の重大な問題」とみていると述べ、爆発の原因を当局が究明した際には「明確かつ断固たる措置を取る」と語った。

  調査団のこの日の発表は、沈没を引き起こした爆発に北朝鮮が関与していた可能性を強く示唆するものだ。尹団長と金国防相は発表の中で北朝鮮について言及しなかった。北朝鮮は同事故について何も報じていない。

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