4月16日20時10分配信 時事通信
【ロンドン時事】アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火で、欧州北部を覆った火山灰による空港の閉鎖は、16日までに計12カ国に広がった。ブリュッセルの欧州航空管制当局は同日、火山灰の影響は「少なくとも今後24時間続く」との予測を発表。空の足をめぐる混乱が早期に収束する見通しは依然立っていない。
同当局の声明によれば、航空機の運航が全面的に禁止された国はベルギー、英国、デンマーク、エストニア、フィンランド、アイルランド、オランダ、ノルウェーとスウェーデン。このほか仏パリの全空港、独の主要都市とポーランドでも一部空港が閉鎖された状態となっている。
声明によると、15日は欧州全体で約6000便が欠航となったほか、16日も計1万7000便が影響を受ける見通し。欧州のハブ空港であるロンドン・ヒースロー空港を抱える英国では、少なくとも17日午前1時(日本時間同日午前9時)まで規制が続けられる。
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