4月14日(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏は、中国は早ければ来週にも人民元を2-5%切り上げる可能性があるとの見方を示した。
オニール氏はインタビューで、ブラジルとロシア、インド、中国(BRICs)が検討している自国通貨での貿易決済は、中国が人民元を米ドルにペッグ(連動)させているため機能しないとの認識を示した。BRICsは今週、ブラジリアで開催する首脳会議で貿易決済に利用する通貨の多様化を討議する。
オニール氏はロンドンから電話インタビューで、「BRICsは通貨の柔軟性向上を世界から求められており、これを実行しない限り、自国通貨での貿易決済を討議しても机上の空論となるだろう。それは、BRICsのことだ」と述べ、「中国が取る政策がもたらす影響は、BRICsだけでなく世界中で顕著になりつつある」と続けた。
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