3月2日(ブルームバーグ):債券ファンド運用最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロス共同最高投資責任者(CIO)は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国とブラジルの国債を対象にしたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)契約で、信用リスクを負担する側であるプロテクションの売り手となり、昨年10-12月期に外国政府債への賭けを拡大した。
PIMCOが2月26日に米証券取引委員会(SEC)に提出したポートフォリオ報告書によると、グロス氏が運用する世界最大の投資信託「PIMCOトータル・リターン・ファンド」(運用資産約2100億ドル=約18兆6000億円)は12月末時点で、額面5500万ドルのアブダビ債を対象としたCDS(2014年12月償還)でプロテクションの売り手となっている。
また12月末時点でブラジル国債約4億7200万ドルを対象にしたCDSでもプロテクションの売り手となっていた。9月末時点では2億1200万ドルだった。
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