1月28日(ブルームバーグ):資産家のジョージ・ソロス氏は、中国株式市場は「過熱状態」にあり、政策当局者は株価の上昇ペースを抑える策を講じるべきだと述べた。
スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加しているソロス氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「現時点では中国市場は過熱状態にあり、中国政府はこれを減速させる必要がある」と指摘。「どの程度成功するかは今後を見ないと分からない」と語った。
中国政府が景気過熱と資産バブルの防止を目指して融資抑制策を取るなか、同国の上海総合指数は今年に入り下落している。同指数は2009年には80%上昇した。
250億ドル(約2兆3000億円)を運用するヘッジファンド、ソロス・ファンド・マネジメントの創設者であるソロス氏は、「ドルに代わる魅力的な投資先はない」と述べ、英国は米国よりも「さらに悪い状態にある」とし、ユーロには「また別の問題がある」と加えた。
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