2月24日(ブルームバーグ):タイセイヨウサケの世界の供給量が今年、過去20年で最大の落ち込みを示すと予想されている。ウイルス感染の影響でチリの漁獲量が減少したことが要因。これにより、ノルウェーのサケの価格は少なくとも2000年以降で最大の上昇率を示している。
サケ養殖最大手、ノルウェーのマリンハーベストの広報担当者、ヨルゲン・クリスチャンセン氏によると、漁獲量は5-9%減と、1990年以来の「著しい」落ち込みを示す見通し。スタティスティクス・ノルウェーによれば、同国の生サケの輸出価格は今年、14%上昇し1キログラム当たり34.88クローネ(約530円)となっている。
チリの漁業団体は先月、世界2位の供給国である同国のサケの漁獲量が今年、38%減少する可能性があるとの見方を示した。マリンハーベストの今月10日の発表によると、チリでの漁獲量は2009年10-12月(第4四半期)に65%急減。養魚場が伝染性サケ貧血症の発生による打撃を受けている。
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