8月12日(ブルームバーグ):12日のニューヨーク銅先物相場は、この1週間余りで最大の上昇率となった。ドルの下落や、オーストラリアのBHPビリトンが権益の過半数を保有する世界最大の銅山でストの可能性が浮上したことが背景。
主要6通貨のバスケットに対するドル指数は続落し、代替投資先としての商品の魅力が高まった。チリのエスコンディダ銅山の労働者7500人の代表者は、現行の労働契約が12月に切れた後に利益の分配に応じるという要望にBHPが応じなければストに突入するとしている。
ヘリテージ・ウエスト・フューチャーズのアナリスト、ラルフ・プレストン氏(サンディエゴ在勤)は「銅相場は、ドルが若干安くなったことと供給不安、特にチリでのストの可能性を背景に上昇している」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物9月限終値は、前日比8.7セント(3.2%)高の1ポンド=2.8235ドルと、今月3日以来の大幅高となった。
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