2008/12/29(月) 12:02 サーチナ(以前ジム・ロジャース談としたのは誤配信?)
米著名投資家のジョージ・ソロス氏はこのほど、東欧エストニアのメディア取材に対し、「世界の金融市場は底入れした」との認識を示した。外匯通が29日までに伝えた。
ソロス氏によれば、米証券大手リーマン・ブラザーズの破たん以降、一旦はまひした世界の金融システムは再び機能し始め、自然治癒の状態に入った。ただ失業や企業経営の悪化など、金融危機の実体経済への影響は今後も続くとしている。
中国社会科学院・国際金融研究センターの張明秘書長もソロス氏とほぼ同様の見解。金融市場には今後もいくつかの試練が待ち受けており、安定するまでには時間がかかるものの、リーマンが破綻した9月のような大きな混乱が起こるとは考えにくい。世界各国が相次ぎ対策を打ち出したことで、銀行の信用体系は回復に向かっている。ただ実体経済への影響は始まったばかりで、全治には少なくともの3-5年が必要とみている。
ソロス氏、中国に熱視線「次世代の経済大国の役目を」
2008/12/11(木) 13:28
米著名投資家のジョージ・ソロス氏はこのほど、北京で開かれた中国国際金融有限公司(China International Capital Corporation Limited、CICC)のフォーラムで、「中国は内需拡大に没頭するだけではいけない。中国は今後、国際金融システムによって資本の流出の危機に瀕した周辺国家に対して、“救いの手”を差し伸べるべきだ」と述べ、「経済大国・中国」としての自覚と役割への期待を示した。和訊網が11日付で伝えた。
同氏は「中国はその他の国と比較しても、十分な外貨貯蓄があり、銀行のシステムも深刻なダメージを受けていないため、政府も経済政策への選択には比較的ゆとりがある。しかし、中国の内需拡大の狙いは理解できるが、世界的な経済衰退の影響は不可避で、輸出面での好転要素を見出せなければ内需拡大も実現は難しい。中国は世界経済でさらに主導的な役割を積極的に担う必要性がある」と発言、世界経済の好転の鍵は中国が握っていることを示唆した。
「米国の消費には、もはや世界経済を牽引するだけの余力はない。中国は世界経済の明日を担う国として、金融資本の流出の危機に瀕するその他国際金融システムから外れた国々の救出のために尽力する必要がある」と、世界経済を担う「次世代の経済大国」に対し、「注文」をつけた。
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