1月19日(ブルームバーグ):米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授は、数年以内に少なくとも1、2カ国がユーロ圏から離脱するリスクは80%以上あると指摘した。19日付のスイス紙ターゲスアンツァイガーが伝えた。
ロゴフ教授は同紙とのインタビューで、「ギリシャは極端なケースだ。同国は離脱し、自国通貨を切り下げ、20年間にわたってユーロ圏外にとどまるだろう」と発言。「ギリシャやポルトガル、アイルランドのほか、もしかするとスペインも支払い不能状態にあり、債務再編が必要だ」と述べた。
また、欧州中央銀行(ECB)が「マジックで資金を生み出し、問題国の国債を購入し、これらをバランスシートの暗い隅に隠すことができる」と考えることは「問題だ」と語り、それは「ねずみ講であって、最終的に破綻する」と強調した。
同教授は、欧州の銀行は「数千億ユーロ」に上る新たな資本が必要だと述べた。
0 件のコメント:
コメントを投稿