11月21日(ブルームバーグ):供給の不足が予想される中、銅相場が来年4-6月(第2四半期)に「力強い上昇」を示すとの見通しを、米ゴールドマン・サックス・グループが示した。
ゴールドマンのアナリスト、マックス・レートン氏とアリソン・ネーサン氏は20日付リポートで、銅需要は供給を2011年に17万6000トン、12年に18万トン、それぞれ上回るとの見方を示した。リポートは、銅相場が向こう3カ月間は1トン当たり8000ドルを、半年間は9000ドルを、1年間は9500ドルを、それぞれ上回って推移すると予想している。
欧州の債務危機の影響で同地域の需要が抑制されるとの懸念が高まる中、銅相場は過去最高値の1万190ドルに達した2月以降、20%以上下落し、弱気相場入りした。欧州は世界の銅消費の約19%を占める。中国国家統計局によると、世界最大の銅消費国である中国の10月の鉱工業生産はエコノミスト予想を下回った。
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