[7日 ロイター] 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)(BRKb.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のミッドアメリカン・エナジーは、米太陽光発電大手ファースト・ソーラー(ファーストS)(FSLR.O: 株価, 企業情報, レポート)からカリフォルニア州に建設中の発電施設を取得すると発表した。
すでに風力発電は手掛けているミッドアメリカンだが、今回の買収により太陽光発電分野にも進出する。
買収額は明らかにされていないが、16億5000万─19億5000万ドルと推定されている。
ミッドアメリカンは声明で、取得する発電施設はカリフォルニア州の平均的な家庭およそ16万世帯に電力供給が可能と説明している。
ファースト・ソーラーは当初、建設費用の調達に関し、政府の融資保証を得たい考えだったが、期限までに申請することができなかった。米太陽光パネルメーカー、ソリンドラの経営が破綻したことで、政治的圧力からエネルギー省が融資保証の申請審査を厳格化したことが背景にある。
ファースト・ソーラーが資金調達に苦戦していたことから、ミッドアメリカンは有利な条件で発電施設を取得したとアナリストはみている。
バークシャーは最近、中国の電気自動車・電池メーカー、比亜迪(BYD)(1211.HK: 株価, 企業情報, レポート)(002594.SZ: 株価, 企業情報, レポート)への出資など、太陽光技術への関心を高めている。
バフェット・ウォッチャーの間では、BYDへの出資以降、BYDの電池技術を再生可能エネルギー施設で利用することをバークシャーが模索しているのではとの見方が出ていた。
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