11月14日(ブルームバーグ):デービッド・アインホーン氏が経営するヘッジファンド運営会社グリーンライト・キャピタルは、7-9月(第3四半期)に米資産運用会社レッグ・メイソンの株式を取得する一方、英メジャー(国際石油資本)BPと医薬品最大手ファイザーの株式を売却した。
グリーンライト・キャピタルが14日に米証券取引委員会(SEC)に提出した届け出によると、同社は半導体メーカーのマーベル・テクノロジー・グループと米テレビネットワーク大手CBS、カナダ産金会社バリック・ゴールド、ビジネスソフトウエアの米コンピュウェアの株式のほか、マーケット・ベクトル中小型金鉱株ETF(上場投資信託)を新たに購入した。ティーンエージャー向け衣料品小売りの米エアロポステールとソフトウエアのアムドックスの株式は売却した。
7日付の投資家宛ての文書によれば、アインホーン氏が手掛けるファンドの今年のリターンはマイナスとなっており、グリーンライト・キャピタルの運用成績は7-9月期が1.2%、年初来では6.2%のいずれもマイナス。同氏は2008年9月の米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻前に同社株を空売りしていたことで知られる。
届け出によれば、グリーンライトは7-9月にコンピューター・電子機器メーカーのアップル、家電量販最大手のベスト・バイ、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、ソフトウエア最大手のマイクロソフトの株式も買い増した。
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