米著名ヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル創業者ビル・アックマン氏が、次の投資先として香港ドルのロングに賭ける方針を明らかにした。理由は、香港中央銀行が2015年までにドルペッグ制を棄てるだろうという読みからだ。
これは米NYで行われたCNBCの投資家向けカンファレンスでの発言。ビル・アックマン氏と言えば、アクティビスト(物言う投資家)として有名だが、お勧めの投資は通貨取引だった。しかも、香港ドル。
香港ドルのロング、もしくはコールオプションが「最も利益の上がるトレードだ」と述べた。その理由として「2015年までに香港はドルペッグ制をやめるだろう」だと説明している。
1983年から採用の香港ドルの米ドルペッグ制。1ドル=7.75~7.85香港ドルに固定されている。ただ、ここ数年はインフレが進んでいる香港で、インフレを抑制するために金利をアップさせたいものの、米ドルが足かせとなってきたのは事実だ。
現在は、米ドルが各通貨に対して安くなっており、米国と金融政策の歩調を合わせているのと同じような意味になっていた。
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