9月14日(ブルームバーグ):フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルの世界資産配分チームは、商品の資産区分が「危険地帯」に入っているとして商品の投資判断を「アンダーウエート」とした。
同チームは14日配布したリポートで7つの要点の1つとして、金相場の上昇と原油相場の下落を見込んだポジションを取るよう投資家に推奨している。金はリスク回避や中央銀行による購入、マイナス金利による恩恵を受けると予想。経済成長が鈍化しドル相場がユーロに対して上昇する中、原油と銅相場は下落する可能性があるとしている。
チームはリポートで「原油や銅などサイクルに敏感な商品相場が最近の経済活動の減速にもかかわらず、ここ数週間よく持ちこたえている」と指摘。「このため、これらの商品の相場は大幅に下落するだろう」との見方を示した。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、経済成長が鈍化しても原油やトウモロコシ、銅が不足するとの見方を背景に、投機家が保有する商品相場上昇を見込む買い越しは約3カ月ぶりの高水準に達している。
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