2011年8月23日火曜日

中国のBYD:4-6月期は99%減益-税優遇措置の終了響く

8月22日(ブルームバーグ):資産家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが一部出資する中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD)の4-6月(第2四半期)は前年同期比99%の減益となった。小型車向け税優遇措置の終了に伴い販売が減少した。

ブルームバーグがBYDの1-6月(上期)と1-3月(第1四半期)のデータに基づき算出した4-6月期の純利益は862万元(約1億400万円)。前年同期は7億1700万元だった。同社の22日の深圳証券取引所への届け出によると、1-6月期の利益は前年同期比89%減少し、2億7540万元となった。

  米ゼネラル・モーターズ(GM)やホンダなどの競合企業の新モデル投入に加え、中国政府が販売促進策を段階的に廃止し、渋滞解消のため購入制限を課したことが響き、BYD車の需要は鈍化した。深圳に本拠を置く同社の1-7月期の自動車販売台数は前年同期比23%減となり、中国全体の乗用車販売の同5.9%増を大きく下回った。

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