[ニューヨーク 10日 ロイター] 米国の著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、10日にも米国債についてショートとする可能性がある。
コモディティ市場強気派の同氏はロイターとのインタビューで、銀を買い増したいとの意向も示した。
米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第2弾(QE2)を6月末で終了した後、国債は下落、ドルは上昇するとの見通しを示した。
その上で「債券にショートではないが、手がまわればきょうの午後にもそうする可能性がある」と指摘。「問題は投資家の95%が債券に弱気だということだ。まだショートにしていない理由のひとつは、弱気派が多すぎるということだ」と述べた。
銀市場は一連の証拠金引き上げを受けて急落したが、ロジャーズ氏は「銀市場が終わりを迎えたわけではない。銀を買い増したい」と語った。
原油や貴金属など希少性が高まっているコモディティは、目立った修正局面があるが何年にもわたり上昇するとの見通しを示し、「今後数年は強気市場となる。実質的に新規供給はなく、原油埋蔵量は低下し続けていると世界的に認識されている」と述べた。
ロジャーズ氏はコモディティ市場急落は「異例なことではない。修正局面は市場で常に起こっている」と述べた。
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