2011年4月20日水曜日

米海兵隊の放射能専門部隊、来週帰国へ

読売新聞 4月19日(火)18時7分配信

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、米政府が日本に派遣した「海兵隊放射能等対処専門部隊」(CBIRF)が来週中に帰国する見通しとなった。

 複数の日米関係筋が19日、明らかにした。東電が17日に事故の収束に向けた「工程表」を発表したことなどで、同部隊の対応が必要な緊急事態に直面する可能性は低くなったと判断したものとみられる。

 北沢防衛相は19日の閣議後の記者会見で、「不幸中の幸いでCBIRFが出動しなくていい状況が続いてきた。(事態収拾の)見通しが立てば帰ることになる」と語った。同部隊が待機する東京・米軍横田基地を23日に訪れ、謝意を伝える予定だ。


米専門部隊が帰国へ=原発事故、危機回避と判断
時事通信 4月19日(火)11時38分配信

 東京電力福島第1原発の事故対応のため派遣された米海兵隊の特殊兵器対処部隊「CBIRF(シーバーフ)」が来週にも米国に帰国することが19日、分かった。当面、危機的な事態は回避されたと判断しているためだ。
 北沢俊美防衛相は同日午前の記者会見で「東京電力の(事故収束に向けた)工程表も出た中で、CBIRFは米国にとっても貴重な存在だから見通しが立てば帰る」と指摘。また防衛相は、CBIRFの活動拠点の米軍横田基地(東京都)を訪問し、謝意を示す意向を明らかにした。22日か23日に訪れる方向で調整している。
 CBIRFは放射能や生物・化学兵器などへの対処を専門とする部隊で、2日に第1陣が来日。約150人が横田基地で、自衛隊と除染活動などの訓練を行っている。 



米海兵隊の放射能専門部隊、来週帰国へ
読売新聞 4月19日(火)11時12分配信

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、米政府が日本に派遣した「海兵隊放射能等対処専門部隊」(CBIRF)が来週中に帰国する見通しとなった。複数の日米関係筋が19日、明らかにした。

 CBIRFは大規模な放射能漏れなどの緊急事態の際に被曝(ひばく)者の除染作業などを行う。2日以降に約150人が来日し、自衛隊との協力方法を調整していた。東電が17日に事故の収束に向けた「工程表」を発表したことなどで、緊急事態に直面する可能性が低くなったと判断したとみられる。

 これに関連し、北沢防衛相は19日午前の閣議後記者会見で「不幸中の幸いでCBIRFが出動しなくていい状況が続いてきた。(事態収拾の)見通しが立てば帰ることになる」と語った上で、近くCBIRFが待機する東京・米軍横田基地を訪れ、謝意を伝える考えを示した。



米専門部隊が来週帰国 当面危機回避と判断
産経新聞 4月19日(火)1時13分配信

 東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、日本に派遣されていた米軍の専門部隊「化学・生物兵器事態対応部隊=CBIRF(シーバーフ)」の要員約150人が来週前半に帰国することが18日、分かった。第1原発が依然予断を許さない状況ながらも、当面危機的な事態に陥る可能性は低いとみているためだ。さらに東電が17日に事故収束に向けた工程表を発表したこともひとつの「区切り」として、派遣をいったん打ち切る判断材料にした。

 ただ、事態が悪化すれば再派遣される。同部隊は帰国前に陸上自衛隊の専門部隊「中央特殊武器防護隊」と図上研究を行い、緊急事態での日米共同対処計画の策定も終える。

 近く北沢俊美防衛相がシーバーフの拠点である米軍横田基地(東京都)を訪問し、謝意を伝える。

 シーバーフの主力140人は今月2日から4日にかけて来日した。先遣隊と合わせ150人態勢を敷き、横田基地で連日訓練を実施していた。16日には一部の要員が陸自郡山駐屯地(福島県)に展開している中央特殊武器防護隊の活動を視察したり、福島市内の除染所を訪れた。

 シーバーフの支援内容としては、陸自の要員だけでは対応しきれない可能性がある大規模な放射性物質(放射能)漏れなど緊急事態が起きたときの除染作業が想定されていた。

 今回の派遣にあたり、米側には日本側から詳細なデータを入手する狙いもあった。シーバーフは原発事故を想定し、被災者の捜索や搬出、医療・除染などの訓練も行っているが、「原発安全化」の実任務は経験したことがない。このため、日本側の対応を視察するとともに、装備や訓練面で米軍の対応力強化につなげることも目的だったとされる。



<福島第1原発>待機の米海兵部隊帰国へ 収束見通しで
毎日新聞 4月19日(火)11時6分配信

 北沢俊美防衛相は19日午前の閣議後の記者会見で、東京電力福島第1原発事故の緊急事態に備えるため米軍横田基地(東京都)で待機している米海兵隊の専門部隊「CBIRF」(シーバーフ)の約150人が来週にも帰国すると明らかにした。北沢氏は同基地を訪れて謝意を伝える意向。北沢氏は「(原発事故の)収束に向けた工程表も出た。CBIRFは米国にとっても非常に貴重な存在だから(収束の)見通しが立てば帰る」と述べた。

 CBIRFは2日から5日までに来日。陸上自衛隊中央特殊武器防護隊と放射性物質除染の合同訓練を実施した。16日には隊員5人が陸自郡山駐屯地(福島県郡山市)を訪れ同防護隊の除染作業を視察した。

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