4月1日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は反落。2週間ぶりの大幅な下げとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)が緩和的な金融政策を解除するとの観測を背景に、代替投資としての貴金属需要が弱まるとの思惑から売りが出た。
3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が市場の予想以上に増加。失業率は低下し、2年ぶり低水準となった。
VTBキャピタル(ロンドン)のアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「マクロ経済データが改善を続ければ、流動性を抑制するよう米金融当局に圧力がかかる可能性が非常に高くなるだろう」と予想。「金利上昇を受け、金利の付かない金を保有することによる機会コストが上昇する」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比11ドル(0.8%)安の1オンス=1428.90ドルで終えた。下落率は3月15日以降で最大。
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