2011.3.29 16:34
東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故の復旧作業に、大手ゼネコンの大成建設が、計130人の作業員を派遣していることが29日、分かった。大手ゼネコンで、福島第1原発の復旧作業を手がけているのは同社だけ。11日以降に福島第1原発で続いた水素爆発による外壁破片の片づけのほか、構内の整地、燃料輸送、仮設ポンプの接続作業を展開。発電所内での各作業の効率向上に向けて、懸命の作業を続けている。
福島第1原発への人員派遣は、東電からの要請を受けて、大成建設の山内隆司社長が決めた。福島第1原発では敷地内の土壌から半減期が極めて長く毒性の強い放射性物質プルトニウムが微量ながら検出されるなど、厳しい作業環境が続いている。大成建設では、そうした状態を踏まえ、作業員へ参加の意思確認を行ったうえで、大成建設社員30人と、下請け企業社員100人を現地に送り込んだ。
今回の事故に伴う作業従事者の被曝(ひばく)線量限度について、国は100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに緊急的に引き上げたが、大成建設では100ミリシーベルトに設定し、作業に当たらせている。
大成建設は「厳しい中での作業だが、事態の収束に少しでも役立てれば」(広報部)と話している。
【東京バサラ】
大成建設といえば大倉喜八郎氏が創業し、その社名は氏の戒名から取られている。氏の自叙伝によれば日露戦争の旅順要塞攻略時にはまだ工兵というものが無く、当時の大倉組社員(民間人)が塹壕等を作り勝利に貢献したらしい。山県、伊藤との深い関係から頼まれたと思われる秘話である。
現在の国難にあたり、大成建設の130名の方々が決死の覚悟で作業に当たられるという。これは偶然ではなく大倉喜八郎氏の遺志であり、明治の元勲の英霊が皆様を護り目的を達することを心より祈ります。
0 件のコメント:
コメントを投稿