中央日報日本語版 2月12日(土)14時10分配信
脱北者団体のNK知識人連帯は11日、「最近、食糧難に苦しむ北朝鮮軍部隊が集団抗命をした」と明らかにした。この団体は消息筋を引用し、「131指導局第47旅団で先月17日ごろ、飢えた軍人が集団で不満を表し、作業命令を拒否した」とし「今回の抗命事件で軍保衛司令部が現場に出て‘反乱’を鎮圧し、該当部隊の幹部が相次いで処罰を受けた」と明らかにした。この団体は「労働党軍需工業部直属部隊である131指導局は10カ所余りの核兵器開発研究所を管理し、核兵器生産計画を総括する機構で、第47旅団はウラン鉱石を採掘する部隊」と説明した。
NK知識人連帯はまた保衛司令部が集計したという資料を引用し、「軍部隊のうち7割が軍人にテンジャンク(味噌汁)の代わりに塩のスープを食べさせ、江原道昌道郡(カンウォンド・チャンドグン)に駐留する一つの大隊だけでも昨年11月から今年1月まで軍人7人が餓死した」と伝えた。知識人連帯の関係者は「咸鏡南道栄光郡(ハムギョンナムド・ヨングァングン)に駐留する特殊部隊の軽歩兵教導指導局の108部隊軍人も食糧難のため、平壌(ピョンヤン)と清津(チョンジン)をつなぐ近隣道路を通行する人や車から略奪している」と述べた。
一部では、北朝鮮政権が北朝鮮軍部隊内のこうした事態をもみ消すために対南軍事的緊張を高めさせる可能性がある、という指摘も出ている。一部のメディアは「合同参謀本部が最近、北朝鮮軍のこうした事態と関連した機密情報を入手し、幹部を集めて非常対策会議を開催した」と報じた。これに対し合同参謀の関係者は「北朝鮮軍のそういった情報を把握したことも、関連会議を開いたこともない」と否定した。
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