2月4日(ブルームバーグ):米資産家ジョージ・ソロス氏は、欧州の指導者らは「第2のリーマンの危険」を回避するため、ソブリン債を再編し、ユーロ圏救済基金によって域内金融システムを強化しなければならないとの考えを示した。
ソロス氏は4日、ミュンヘンで開かれた会議で、欧州連合(EU)の政策について、貿易黒字国と「債務負担に苦しむ」国との間の不均衡を定着させてしまう恐れがあると指摘。「収束」を生むはずだったユーロが不均衡を助長していると述べた。
同氏は、総額4400億ユーロ(約49兆円)の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)について、「株式または債券の形で」金融システムに資金を直接供給できるよう機能強化すべきだとの考えを示した。
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